2020/01/02
PTS「レガシーCAR-15 N-23 PDW電動ガン」製品レビュー
レトロスタイルと最新スペックが融合したユニークな電動ガン
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
●実銃に存在するN-23モデル
一見するとベトナム戦争時代に活躍したXM177やCAR-15のようだが、よく見るとバレルとハンドガード、ストック、バッファーチューブが短くてデフォルメされたようなスタイルだ。このチョップドスタイルのモデルは“リアルスペック”レガシーエアソフトシリーズの第1弾としてリリースされたPTSの「レガシーCAR-15 N-23 PDW電動ガン」だ。
このモデルはコルトが開発したM16のバリエーションモデル「CAR-15 N-23」を現代のパーツで蘇らせたカスタムモデルがモチーフになっている。PTSはよりオリジナルモデルに近づけるべくモデル607スタイルのレシーバーを採用。ショートタイプのナローハンドガードとXM177スタイルのバットストックが組み合わされている。
フラットトップが主流の現代では新鮮に見える固定式のキャリングハンドル
フォワードアシストノブやケースディフレクターがないモデル607スタイルのレシーバー
フロントセクションは3ホール“スキニー” CARハンドガードに長さ7インチのアウターバレルのコンビネーション
ギリギリまで短くされた3ポジションバッファーチューブとカスタムXM177スタイルバットストック
●羊の皮を被った狼
上記以外にもM16A1タイプのフラッシュハイダーやグリップ、20連型マガジンが付属しており、私のようなオールドスクールが好みそうな外観だ。しかし、そうした外観とは裏腹に内部メカは電子トリガーとMOSFETが標準装備された最新のV2i5ギアボックスを採用。セミ、フルに加えてバーストモードが設定できる。
レトロなスタイルに実用性も兼ね備えている。イマドキのM4カービンに飽きた方にお薦めのモデルだ。
フィンガーチャンネルがないスッキリとしたA1スタイルのグリップ
装弾数110発の20連タイプショートマガジン
バッテリーのコネクターは一般的なタミヤ型ではなくT型なので購入時には注意しよう
DATA
- 全長:507mm/605mm(ストック伸長時)
- 重量:3,795g
- 装弾数:110発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:PTS
TEXT:毛野ブースカ
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:松嶋えいみ
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ユニオンベース
この記事は月刊アームズマガジン2020年2月号 P.75より抜粋・再編集したものです。