2019/11/01
クラシックアーミー「NEMESIS 119M-3 電動ガン」製品レビュー
使い勝手がさらにアップしたクラシックアーミー版PCC
●8インチハンドガードを装備
実銃でますます人気が高まっているPCC(ピストル・キャリバー・カービン)。エアガンでも各社から続々リリースされており、コンパクトで扱いやすいことから着実にユーザーを増やしている。クラシックアーミーからもアルミ削り出しレシーバーやアンビセレクターレバー、5インチM-LOKハンドガードなどを採用したNEMESIS X9をリリースして人気を博している。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
今回紹介するNEMESIS 119M-3はX9のバリエーションモデルである。最大の特徴は、M-LOKハンドガードの長さが5インチから8インチになり、バレルもそれに伴い延長されていることだ。これによりX9に比べてホールドしやすくなり、ウェポンライトなどのアクセサリー類も装着しやすくなっている。フラッシュハイダーはアグレッシブな3プロングタイプがチョイスされている。
8インチサイズのハンドガードは大胆な軽量化が施されており、前後バランスが向上するだけではなく見た目もカッコいい
アンビタイプのチャージングハンドルは操作しやすいビッグラッチ仕様
チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退してボルトキャッチで保持される。ダストカバー裏面には星条旗がプリントされている
適度に滑り止めが効いたエルゴノミックデザインのグリップは握りやすい
いかにもPCCらしいグロックスタイルのマガジン。装弾数は120発
●汎用性の高いバッテリースペース
その他の特徴はX9を踏襲している。PDWタイプのストックは2段階に伸縮可能。ストックチューブを兼用したバッテリースペースは他社に比べて広く、交換しやすい。マガジンキャッチはAR系と同じポジションに設けられており、AR系ユーザーなら違和感なく扱える。内部にはECSが搭載され、発射モードが3点バーストと5点バーストがセレクトできる。
軽量化が施されたミニマリストタイプのPDWストックは2段階に伸縮可能。ストックチューブ後部のカバーを外すとバッテリースペースが現れる
セレクターレバーはアンビタイプ。右側は指に干渉しないように短くされ、かつ下面がカットされている
X9のコンパクトさを生かしつつ、より実用性が高められている119M-3。サバゲ用ウェポンとしてお薦めの1挺だ。
DATA
- 全長:625mm/710mm(ストック伸張時)
- 重量:2,630g
- 装弾数:120発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT:毛野ブースカ
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:アストレア
この記事は月刊アームズマガジン2019年12月号 P.84より抜粋・再編集したものです。