2018/12/02
ARES M45電動サブマシンガン【2019年1月号掲載】
カバンから取り出して組み立てるだけで使えるコンパクトカービン
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
●これが次世代のパナマカービンだ!
9mm弾のARカービンは新しいスタイルではなく、コルトが1982年に発売した9mm弾のサブマシンガンに遡る。もっとも有名なものは米海兵隊艦隊付保安チームFASTがパナマ侵攻時に使用したものだろう。CAR15に細い9mmのマガジンが付いたスタイルは当時のマニアに強いインパクトを与えたが、90年代になるとMP5に圧倒され姿を見せなくなってしまった。一時はMP5に完全に駆逐されてしまった感じの9mmARだが、近年のM4スタイルの恐竜的進化の影響から再び息を吹き返しており、新世代の9mmARはPCC(ピストル・キャリバー・カービン)と呼ばれている。
3.5インチのレールハンドガードを装備し、バレルには14mmの正ネジが切られ好みのマズルデバイスを選択できる
スクエアタイプのオリジナルレシーバーにはM4からフィードバックされたあらゆるカスタムパーツが装備されている
軽量でコンパクトなAMOEBA-PROストックがチョイスされており基部から折りたたむことができる。端子が接触することで通電するため、この状態では撃つことはできない
●電動ガン初のシステムウエポン
今回紹介するARESのM45は、近年各メーカーから発売が相次いでるグロックタイプマガジンを流用したPCCスタイルの電動ガンだ。ギアボックスにはEFCS電子制御システムを搭載。このEFCSはセレクターとカットオフの仕組みにネオジム磁石と磁気センサーを使用し、センサーが磁石を感知すると通電をカットするので回路のショートや電流、電圧異常、モーターロックといったメカニカルトラブルのリスクを低減する。また、ストックは伸縮・折りたたみができ、バレルアッセンブリーがワンタッチで取り外せる。さらに今後、長さの異なるフロントパーツやドラムマガジン等のオプションも登場予定で、即座に仕様が変更できるシステムウエポンのような使い方もできる。コイツは期待が高まる1挺だ。
●バレルアッセンブリーは瞬時に着脱可能!
バレルアッセンブリーはノブを下方に引っ張りながらハンドガードを押し込みながらひねると外せる。分解・組立ともに簡単で慣れれば瞬時に行なえる
ノートパソコン程度の大きさにまでコンパクトにすることが可能だ
初速(m/s) | |
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1発目 | 84.5 |
2発目 | 81.5 |
3発目 | 83.3 |
4発目 | 80.8 |
5発目 | 82.7 |
6発目 | 81.5 |
7発目 | 82.8 |
8発目 | 82.4 |
9発目 | 84.1 |
10発目 | 82.3 |
平均値:82.6m/s(0.68J)
※気温27℃ 東京マルイ0.20g弾使用
DATA
- 全 長:530mm/605mm(ストック展開・伸張時)
- 重 量:2,430g
- 装弾数:ロングタイプ125発/ショートタイプ55発
- 価 格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
TEXT:IRON SIGHT
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:星守紗凪
撮影協力:サバイバルゲームフィールドSAVAS
この記事は2019年1月号 P.56~57より抜粋・再編集したものです。