2019/05/05
BOLTエアソフト「MP5J電動ガン」製品レビュー
新型リコイルユニットP.E.A.K.E.R.を搭載して生まれ変わったMP5J
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
●リコイルシステムB.R.S.S.の第3弾
台湾に拠点を置く電動ガンメーカーBOLTエアソフトは、電動ガンに強烈なリコイルメカを付けたB.R.S.S.を開発。M4やAKなどのアサルトライフルばかりが発売される市場の中で、MP5シリーズもラインアップに加えた。
MP5シリーズは2016年に初のサブマシンタイプのリコイル電動ガンとして発売、レールハンドガードの付いたタクティカル、SDと順調にバリエーションを増やして人気機種になっている。そのMP5シリーズが早くもバージョンアップされた。
アッパーフレームは実銃と同じスチールプレス製で剛性も抜群。リアサイトドラムも回転する
セレクターレバーは強度が高くなった新型に変更された
マズルにはPDWハイダーがチョイスされ、ハイダーを取り外せば14mm逆ネジが現れる
バットプレート部が肉厚のF型ストックは構えやすく、激しいリコイルでも安定したフォームを取れる
初回限定版にはスプリング式のストレート型マガジンが付属する。もちろん、従来型のバナナマガジンも使用可能だ
●新たに採用された“P.E.A.K.E.R.”
リコイルメカがこれまではラインアップ中で唯一、7.4Vリポの指定に縛られていたが、新たに他の機種と同様の11.1Vリポまで対応可能な新リコイルユニット”P.E.A.K.E.R.”に変更された。11.1Vリポバッテリーを使用することで、発射サイクルが従来の秒間9発程度から15発と倍近くにまで発射速度が上がり戦闘力がアップし、さらに激しくなったリコイルもしっかりと体感することができる。
新リコイルユニット“P.E.A.K.E.R.”を採用したことでボディは激しく揺さぶれ、従来以上にハードなリコイルショックが体感できるようになった(PHOTO:須田壱)
ボルトカバーはコッキングハンドルと連動して可動し、エジェクションポートからホップ調整レバーにアクセスが可能になる
コッキングハンドルをオープン状態で固定するとリコイルがオフにできるので状況において使い分けも可能だ
また、初回ロットでの不具合箇所であったマガジンキャッチの動作の確実化やセレクターレバーの強度アップなどに加え、掛かりすぎるホップ部も改善されている。そして初めて導入されたリコイルON /OFF機能は、コッキングハンドルを最後まで引いてロックすることでOFFになり、ONにする際はコッキングハンドルを解除すれば簡単に戻すことが可能だ。
新たに生まれ変わったMP5Jは自信をもってお薦めできる1挺になっている。
全体の剛性感・耐久性がアップしただけではなく、遠距離においても高い命中精度を発揮する。実射性能は申し分ない(PHOTO:須田壱)
DATA
- 全 長:590mm/730mm(ストック伸張時)
- 重 量:2,700g
- 装弾数:ストレート120発/ノーマル200発
- 価 格:未定
- お問い合わせ先:BOLTエアソフトジャパン
TEXT:IRON SIGHT
この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.68~69より抜粋・再編集したものです。