2019/11/30
東京マルイ「次世代電動ガン Mk46 Mod.0」製品レビュー
トイガンの歴史を変える、東京マルイ初のLMGクラス電動ガンが登場
●手にした時の感動は格別
仕事柄、日頃からいろいろなメーカーのトイガンに接している筆者だが、東京マルイの期待の新製品であるこのモデルを手にした時、久々に心躍った。ディテールのリアルさや金属製パーツが放つ色味や質感、6kgオーバーのLMGらしい重量感もさることながら、細部に至るまで徹底的に煮詰められており、トイガンはもちろん実銃を超えたクオリティを有していると言っても過言ではない。
さらに内部メカは従来の次世代電動ガンのメカの焼き直しにとどまらない。専用設計されたメカボックスやモーター、アサルトライフルタイプの約2倍の重量を誇るリコイルウエイト、発射のたびにダミーカートが揺れるギミック、FETに加えてスイッチ式センサーによるセーフティデバイスの追加、銃の設定状態を視認できるLEDインジケーター採用など、至れり尽くせりだ。電動ガンのパイオニアらしい徹底したこだわりは、持つ者の心に響くはずだ。
●次世代電動ガンらしい撃ち応え
もちろんこうした特徴だけではなく命中精度も申し分ない。バレルアッシーの着脱による命中精度低下の懸念が正直あったが、着脱を繰り返しても実射性能にはまったく影響が出なかった。従来品と同等かそれ以上の命中精度を発揮していることに驚きを隠せない。これこそ命中精度にこだわってきた東京マルイの真骨頂だろう。
リコイルショックもLMGらしく激しく肩を揺さぶる。グリップやストックをしっかりホールドしないと正確な射撃ができないほどだ。電動ゼンマイ巻き上げ式ボックスマガジンは装弾数約1,000発。およそ300発撃つとボタンを押して巻き上げが必要になる。これには賛否あるだろうが、確実な給弾と耐久性を考慮した結果であり、実際にノンストップで300発撃つシチュエーションは少ないはず。途中で巻き上げも可能なので、気になったら巻き上げればいい。
まさにフラッグシップにふさわしい完成度を実現した次世代電動ガンMk46 Mod.0。一度は手にしてその完成度を肌で感じてほしい。きっと心も揺さぶれるはずだ。
DATA
- 全長:920mm(予)
- 全高:235mm
- 全幅:120mm(バイポッド、マガジンを除く)
- 重量:6,350g
- 装弾数:約1,000発
- 価格:¥148,000(専用ガンケースなど付属品込み。2019年12月12日発売)
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2020年1月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。