2019/09/27
【発売間近】サンプル製品レビュー! 東京マルイ「次世代電動ガン Mk46 Mod.0」
東京マルイのエアガン史上最高峰モデルがいよいよ登場
発売が待ち遠しい東京マルイの次世代電動ガンの新製品「Mk46 Mod.0」(以下Mk46)。量産モデルに近いサンプルがお借りできたので、今までお伝えできなかった内部メカを中心にレポートしよう。
まずフィードカバーを開けると、従来のアサルトライフルクラスの次世代電動ガンの2倍はあるかと思える巨大なリコイルウエイトが現れる。これが発射のたびに重量級のボディを激しく揺さぶるのだ。さらにリコイルウエイトの前後動(BB弾の発射)にあわせて、カートリッジがチャンバーに送り込まれる様子を再現したギミックを搭載。視覚的にも実銃を思わせる射撃感が楽しめる。
フィードカバー上面には各種光学機器がマウントできるトップレールが付属する
フィードカバーを開けると巨大なリコイルウエイトが現れる。LMGらしい肩を激しく揺さぶるハードなリコイルショックが体感できるはずだ
ダミーカートが揺さぶられるギミック。リコイルウエイトの前後動に連動して動くカム(1)とダミーカートを固定したプレート(2)。(3)はレシーバー側に設けられたホップダイヤルだ
カム(1)と同調してダミーカートが水平運動する(2)ことでカートリッジが送り込まれる様子を再現している
FETに加えてレシーバー内部左後方にはセンサーが設置されており、フィードカバーが開いた状態だと作動がストップする。同様のセンサーがバレルにも装備されており、安全性が高められている。
レシーバー内部左後方に設置されたセンサー。センサーによる作動のコントロールは東京マルイでは初となる
肉抜きされて軽量化が施されたチャージングハンドル。オートストップや各種センサーを解除する際は写真のようにチャージングハンドルを引かなくてはならない
バレルユニットは実銃同様にロッキングレバーを引くことで外すことができる。ホップチャンバーおよびホップダイヤルはレシーバー側に設けられており、バレルユニットを取り出した際のリアルさを優先したのだろう。今回実射できなかったが、バレルユニットをレシーバーに装着した際のブレやガタなどは一切なく、高い命中精度が期待できる。
取り出したバレルユニット。緩やかにテーパーがかかったアウターバレルには放熱性を高めるためにフィンが刻まれているのがわかる
ハンドガード内に設けられたバッテリー収納スペースはバレルユニットを外すとアクセスできる。対応バッテリーは8.4Vニッケル水素1,300mAh AKバッテリーとなっている
実際に手にしてみるとリアリティー、重量感、剛性感はハンパない。東京マルイの技術力の高さと、Mk46に対する気合いの入れ具合がヒシヒシと伝わってくる。
フルアジャスタブルタイプのリアサイト。奥がウインデージノブ(左右)、手前がエレベーションノブ(上下)となっている
マニュアルセーフティはショットガンのようなクロスボルト式。フルオートオンリーなのでセレクターレバーは存在しない
ストックは樹脂製のフィクスドタイプ。根元から中間にかけて絞り込まれており、ここを握って射撃しやすくなっている
ストックを固定しているピンを左側へ引き抜き、レシーバーとストックを連結しているピンを基点としてストックがテイクダウンできる
ストック内側にはラッチ解除したり、フロントサイトを調整するためのツールが標準装備されている
ウッドランドパターンのカバーに覆われたボックスマガジン。装弾数は約1,000発、電動給弾方式を採用している。BB弾の給弾口(リップ)は上面に設けられている
東京マルイからLMGクラスの電動ガンの登場を心待ちにしていた方たちの期待を裏切らない完成度となっている。価格や発売日はまだ明らかになっていないが、かつてないプレミアムなモデルになることは間違いない。発売まで今しばらくお待ちいただきたい。
DATA
- 価格:未定(近日発売予定)
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.24~25より抜粋・再編集したものです。