2019/08/31
ARES「電動ブローバックガンSLシリーズ」製品レビュー
人気のSLシリーズが新バージョンを加えてリニューアル
●G36スタイルのスナイパーモデル
ARESのラインアップの中でもロングセラーを誇るSLシリーズがリニューアルされた。SLシリーズはヘッケラー&コックG36のコマーシャルモデルをモチーフにしており、ロングバレル&サムホールストック仕様の外観からG36のスナイパーバージョンと位置付けられることがある。
ARESのSLシリーズは新たに2タイプが加わり全部で5タイプとなる。もっとも実銃に近いスタイルのSL-8はライトグレーのサムホールストックにロングトップレール、セミオートオンリーとなっている。SL-9はサムホールストック、ショートトップベースにG36Kタイプのハンドガード、セミ・フル仕様。そして、SL-10はロングマウントレールにバイポッド付きハンドガード、PSG-1のようなパームレスト付きグリップ、アジャスタブルストック、セミ・フル・2バースト仕様となっている。
SL-8
- 全長:1,000mm
- 重量:3,500g
- 装弾数:35発
- 価格:オープン
SL-9
- 全長:1,010mm
- 重量:3,300g
- 装弾数:35発
- 価格:オープン
SL-10
- 全長:1,020mm/1,060mm(ストック伸張時)
- 重量:4,200g
- 装弾数:35発
- 価格:オープン
ロングトップレールはライフルスコープの装着を前提としたレールが刻まれている。前後サイトは着脱可能
チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退する。電動ブローバックアクション(EBB)が内蔵されているので、BB弾の発射とともダミーボルトが前後動する
全機種とも軽量なナイロンファイバー製ボディーに強化メタル製ギアボックス(EFCS)、アンビセレクターが採用されている
スリットやアンダーレールのないコマーシャルタイプのハンドガード
SL-8やSL-9のアイコンとなっているサムホールタイプのストック
ダイヤルを回すことでチークピース、バットプレートともにポジション調整可能(SL-10)
トリガーフィンガーでも操作できるパドルタイプのマガジンキャッチとPSG-1タイプのトリガーシュー(SL-10)
SL-8とSL-9には装弾数35発のショートタイプマガジンが付属
SL-10&SL-10Tにはダミーカートが内蔵されたミドルレングスのシースルーマガジンが付属
●モダンなタクティカルバージョンが登場
さらに上記の3タイプに加えて登場したのがSL-9TとSL-10Tだ。Tはタクティカルの略称で、両側面がキーモッドスロット仕様のレールシステムとショートトップレールが付属している。
SL-9T
- 全長:1,010mm
- 重量:3,440g
- 装弾数:35発
- 価格:オープン
SL-10T
- 全長:1,020mm/1,060mm(ストック伸張時)
- 重量:3,864g
- 装弾数:35発
- 価格:オープン
特にスナイパーライフルらしいスタイルのSL-10Tは、SLシリーズのフラッグシップモデルと言っても過言ではない。G36がベースなので操作系は扱いやすく、電動ガンG36系のマガジンが共用できる。
タクティカルタイプの特徴である両側面がキーモッドスロット仕様のレールシステム
タクティカルタイプらしくフリップアップサイト付きショートトップレールが付属
スッキリとした未来的なフォルムのSLシリーズは、M4カービン系以外のスナイパーライフルが欲しい方にお薦めだ。
お問い合わせ先 キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT&PHOTO:SHIN
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:東城咲耶子
HAIR&MAKE UP:則めぐみ
撮影協力:F2 プラント
この記事は月刊アームズマガジン2019年10月号 P.94~95より抜粋・再編集したものです。