2019/05/28
VFC「HK MP7A1電動ガン」製品レビュー
リアルスケール版のMP7A1電動ガンがついに登場!
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
ヘッケラー&コックのオフィシャルライセンスドエアガンを続々ラインアップしているVFCからMP7A1の電動ガンが発売される。同社からすでにリリースされているガスブローバックバージョンと同じくボディはリアルスケールで再現。各部の形状や刻印はヘッケラー&コックとの正式契約により実銃同様となっている。特徴的なアンビコントロールレバー類、フォールディングフォアグリップ、4ポジションリトラクタブルストック、フリップアップサイトなどすべてライブとなっている。
専用の着脱式サプレッサーが装着可能なスチール製フラッシュハイダー
フリップアップタイプのフロントサイトは中期型を再現。フロントサイトポストは上下調整可能
フロントサイトと同じく中期型を再現したリアサイト。ノッチサイトとピープサイトがそれぞれ付属している
MP7A1の特徴のひとつであるフォールディングフォアグリップ。実銃同様に展開・収納できる。両側面には専用のピカティニーレールが装着可能
KSK 4ポジションタイプのリトラクタブルストックとバットストック。リリースボタンを押すと引き出しやすい位置まで迫り出す機能が再現されている
MOSFET標準装備の新型マイクロギアボックスを採用
もっとも注目すべきはコンパクトなボディに収めるために新開発されたマイクロメカボックスだ。MOSFETはもちろん、8mmベアリング軸受、ハイスピードギア、ハイトルクモーターを用いるなど電動ガンとしての機能が充実。ボディ前部のフロントキャップを外すとバッテリー収納スペースへのアクセスできる。また、マガジン内の残弾がなくなると作動が停止し、装填済マガジンを入れると再び撃てるようになる機能も搭載されている。
ボディ前部にあるフロントキャップを引っ張るとバッテリー収納スペースにアクセスできる
残弾が確認できるセミシースルータイプのマガジン。装弾数は110発。最後まで撃ち切ると作動が停止する機能が追加されている
実射してみると、作動音の低さとセミオートのキレのよさにうっとりする。サプレッサーを装着すればさらに静穏性が増すはずだ。アウトドアフィールドはもちろんインドアフィールドでも心強い
7.4V 900mAhのリポバッテリーを用いて実射してみると、MOSFETが搭載されているためセミオートは非常にキレがあり、ダブルタップも余裕でこなす。一方、フルオートは実測したところ毎分約970発(秒間約16発)と必要にして充分なハイレートとなっている。
VFCの並々ならぬ意気込みが伝わるMP7A1電動ガン。MP7A1は日本でも人気があり、令和最初の夏における注目のエアガンになることは間違いないだろう。
DATA
- 全長:415mm/638mm(ストック伸張時)
- 重量:1,310g
- 装弾数:110発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:VFC
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2019年7月号 P.24~25より抜粋・再編集したものです。