2019/05/10
S&T「M249 PARAスポーツライン電動ガン」製品レビュー
すべてのサバイバルゲーマーが夢見た、片手で扱えるMINIMIがついに登場!
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
●重厚なのは雰囲気だけで充分だ
香港に拠点を置くS&Tは低価格で幅広い商品展開をするインポートメーカーだ。特に他社が手を出さないマニアックな機種や人気モデルを驚くような低価格の商品を多数発売している。またプラスチックを多用した、コストダウンと軽量化によって瞬く間に日本に浸透していった。
そのS&Tが今回、ユーザーの心を鷲掴みにするような新製品を発売する。それがM249 PARAスポーツライン電動ガンだ。スポーツラインといえばアサルトライフルやショットガンが主流で、プラスチックボディのライトモデルが特徴だが、重いことで敬遠されてきたLMGこそスポーツラインで待ち焦がれていたモデルだ。
マズルには多孔タイプのFNCハイダーを装備
放熱カバーはMkIIモデルから採用されたタイプで割と初期に採用された。キャリングハンドルは可動式でロックが確実に掛かりビクともしない
リアサイトも可動式でカバー横のダイヤルを回すと上下左右に細かく調整可能だ
ハンドガード下面には3面レールが配置され、各種アクセサリーの取り付けが自由に行なえる
●バージョン2メカボックスを採用
まず外観を見ると質感こそ樹脂だと判断できるが、細かい部分まで良くできている。作動に影響のない箇所はモールド処理がされているが、可動部分はすべて可動するという凝りようだ。中途半端に金属パーツを使用せず、バレルやメカボックスぐらいしか金属パーツが見つからない。内部のメカボックスは汎用性の一番高いバージョン2が使われているので、腕に覚えのあるユーザーなら戦術に合わせたカスタムも簡単だろう。フラッシュハイダーなどの効果で発射のたびに乾いた音が響く。
PARAモデル専用のパイプストックもなんと樹脂製だ。上下2本のパイプで高い剛性を発揮しているので安心して使用できる。90度回転させてストックを収納させるギミックも当然再現されている
バイポッドはロックを外すとスプリングテンションで素早く展開される
フィードカバーを開けると簡単にホップダイヤルとバッテリーコネクターにアクセス可能だ。レシーバー内には充分なスペースがあるので、バッテリー交換も余裕に行なえる
これからのサバゲシーズンに向けてS&TのM249 PARAスポーツライン電動ガンでフィールドを駆け抜けてみてはいかがだろうか。コイツならだれでもアクションスターばりのLMG遣いになれる。
DATA
- 全 長:790mm/925mm(ストック伸張時)
- 重 量:3,700g
- 装弾数:300発
- 価 格:¥28,000
- お問い合わせ先:UFC
TEXT:IRON SIGHT
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:ビレッジ2
この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.70~71より抜粋・再編集したものです。