2026/01/13
1月16日(金)全国公開! 映画『ウォーフェア 戦地最前線』×アームズマガジン 特別試写会
映画『ウォーフェア 戦地最前線』
<アームズマガジン>独占試写会開催
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⻤才アレックス・ガーランド監督が、同作で軍事アドバイザーを務め、⽶軍特殊部隊の経歴を持つレイ・メンドーサを共同監督に迎え、彼のイラク戦争での実体験を極限まで再現!世界を席巻するA24製作の下、『シビル・ウォー アメリカ最後の⽇』を越える、圧倒的没⼊感に挑んだ『ウォーフェア 戦地最前線』。
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先日、「⽉刊アームズマガジン」で独占試写会を開催し、会場にはサバイバルゲームやミリタリーゲームなどが好きな本誌の読者をはじめ、共同監督のアレックス・ガーランドの新作映画『シビル・ウォー アメリカ最後の⽇』をきっかけに本作へ興味を持った映画ファンなど、幅広い層の観客が来場。
まるで戦場に放り込まれたかのような、臨場感あふれる本作の特⻑、演出などはもちろんのこと、徹底的なリアリズムを追求した本作に登場する銃器や、装備などを感じてもらった。また、上映後には本誌ライターのGhost in the Dark:土居氏と元⾃衛官で装備専⾨店geartlesの オーナー槇原清賢氏とのトークショーが行われ、銃器、装備に関しての専門的な話を聞くことが出来た。
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STORY 舞台は2006年、アメリカ軍特殊部隊8名の⼩隊は、イラクの危険地帯・ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵兵が先制攻撃を仕掛け、市街で突如全⾯衝突が始まる。退路もなく敵兵に完全包囲される中、重傷者が続出。部隊の指揮をとることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者……負傷した仲間をひきずり放⼼状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。⼩隊は逃げ場のないウォーフェア(=戦闘)から如何にして脱出するのか――。 |
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槇原⽒は、あらためて本作を試写室で鑑賞し、「95分間しっかりと引き込まれました」と感銘を受けた様⼦。その上で監督が特にこだわりを⾒せた、本作の⾳の作り込みに驚いたという。「劇中には、5.56mm弾を使⽤するMark 46と、7.62mm弾を使⽤するMark 48という2種類の機関銃が登場しますが、5.56mmは少し軽く、7.62mmは少し重い⾳で表現されています。そういったリアルな⾳がすごく作り込まれているなと感じました」と語った。
⼀⽅、メンドーサ監督にインタビューを⾏ったという⼟居⽒も「銃声の⾳はもちろん、⽝の鳴き声や建物の⾜⾳、突⼊する時の⾜⾳など、そういった細部にまで⾳にこだわっていた」「暗闇で視⼒が低下している分、聴覚が発達している、といった夜間の突⼊シーンでは、特に⾜⾳や服の擦れる⾳を強調している。それは隊員たちが体験したこ
とを、劇場にいる皆さんにも体感してもらいたいという意図で設計されている」と説明を加え、「これは劇場でないと体感できません。スクリーンの⼤きさもそうですが、⾳に関しても劇場の⽅が⽴体感はあって、ものすごい没⼊感があります。これはぜひ劇場で観てほしい作品」と⼒説。
⾳のこだわりは銃弾にもあるという。まず⼟居⽒が「当たった⾳の違いや、遠距離と近距離の差。敵側が撃ってくる⾳と、⾃分たちが撃ってくる側(がわ)の⾳の聞こえ⽅の差を⼤⼩で分けている。そうしたこだわりがあるからこそ臨場感を感じていただけたと思う」と解説。
それに応じて「たとえば撃った後、当たった後の、⾳の差。マズルフラッシュ(銃を撃った際に銃⼝から出る光)が光った後に、ちょっと遅れてから銃声が聞こえる。当然、⾳より光の⽅が速いので、⾳が遅れて聞こえてくるわけですが、そういうところもしっかり再現されている」「⾃分は⾃衛官の時に何度か頭上を通る銃弾の⾳を聞いたことがあります」と続けた槙原⽒。「⾳のディテールをしっかり作り込むことによって、よりリアルさを増している」「またこの映画ではBGMや効果⾳などを極⼒排除して、銃声や爆発⾳、叫び声などで、観ている⼈たちをより戦場、その現場に引き込む演出がされているなと感じました」と述べる。
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そして、そのこだわりは銃器だけでなく、装備品にも及ぶという。槇原⽒は「たとえばバックパックは、当時のミリタリーフォトで⾒た(アウトドアブランドのケルティ3500というバックパックがそのまま再現されていました。これまでの戦争映画やアクション映画だと、予算の関係で当時の装備を再現するのは難しかったと思うのですが、実際に戦場にいた⽅が監督をやられているので、そこはしっかりこだわって装備を再現されていたと思います」と語る。
そうした本作の“再現度”についてレイ・メンドーサ監督に質問したという⼟居⽒は「今回の『ウォーフェア 戦地最前線』に関しては95%以上(の再現度)。世界中のエアソフター(サバイバルゲーム愛好家)がSEALsのまねをしてくれているから、僕たち制作陣もそこは⼿を抜かなかったし、そろえられるものは可能な限りそろえた」という答えを監督から得たという。「それはこだわっている⽅向け、ではありますが、こだわりがない⽅にも、この映画ではドキュメンタリー並みにリアルに装備を再現されているのだ、というところを知っていただきたいですね」と続ける。
そんな本作にはふたりを驚かせるものがまだまだたくさんあったと振り返る。特に⼟居⽒が驚いたのが、兵⼠を救助するためにやってきた⾞両だった。「実際はアメリカ陸軍の(戦闘⾞の)M2ブラッドレーなのですが、撮影にブラッドレーが⽤意できなかったため、イギリス陸軍のFV432というすごくマニアックな⾞両が⽤意されています。これは冷戦末期に作られた⾞両なのですが、個数が13両しかないものらしいです。それを今、(デヴィッド・エアー監督、ブラッド・ピット主演の映画)『フューリー』などを作ったイギリスの制作会社が持っていて。それを使って砲撃部分と扉の形などを改造し、ブラッドレーのように形を変えて使ったらしいのですが、監督のこだわりがそこまであるということで、戦⾞や⾞両が好きな⽅にも刺さる作品だと思います」と⾔う。
また、エンタメ映画の世界では、登場⼈物が銃弾の残数を気にせずに、無限に銃を撃ち続けるシーンというのはよくある描写だが「この映画では、きちんと弾を撃ったら当然なくなること、なくなれば当然補給するという⼿順を踏んでいて。それをわざわざ映像にして⾒せているところがすごい」と指摘する槙原⽒。「狙撃兵のスコープに映る⼈物の⼤きさも、正確でした。通常の戦争映画なら、誰が敵なのかを観客に伝える為に、距離感を無視して、敵兵を⼤きく表⽰させてしまう所なのですが‥!」と説明。「無線機もリアルでしたね。左右がデュアル無線になっていて、それぞれに装着したPTT(プッシュ・トゥ・トークスイッチ。ボタンを押しながらこちらの声を伝える送受信スイッチ)で通信先を正確に使い分けるなど、実際の隊員の動きが完璧に再現されている」と感嘆。⼟居⽒も若き⽇のレイ・メンドーサが爆破に⾒舞われ、現場がパニック状態に陥った際、両⽿の無線から同時に別の情報が⼊って混乱したシーンに触れながら、インタビュー時に監督が『あの時、無線機を切ってしまった事だけ、後悔している』と語ったことも紹介した。
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また槇原⽒は「よく映画だと、敵はヒーローにわざわざ撃たれに来るわけじゃないですか。でもこの映画には、ほとんど敵の姿が映りません。当然、敵も撃たれたくないですから、隠れるのは当たり前。そういった細かな動作の⼀つひとつが、実在した兵⼠たちの証⾔に基づいているのだなと思いました」と語ると、⼟居⽒も「ルーフの上で撃っている⼈が、撃たれた時にしゃがむんですよね。ちゃんとしゃがんで避けている。隊員が撃っても当たらなくてそのまま逃げていく敵の姿も映っている。正直、そこまで再現するのかと思いました」と語るなど、本作の細かい描写の数々に話は尽きない様⼦だった。
かくして豊富な知識に裏打ちされたふたりの興味深い解説の数々に、じっくりと⽿を傾けていた会場内。そんなイベントもいよいよ終盤。最後に、「⾃分は試写で3回程観て、今⽇が4回⽬なのですが、それでもやはりすごく引き込まれました。皆さまも⾒返してもらえると、細かい発⾒が沢⼭あると思います」と槇原⽒。⼟居⽒も「僕ももう⼀回、⾳響のいい劇場で観たいですね。制作陣が本当に⾳響にこだわっていますから。お友達と⼀緒に『あそこはああだったよね』といったやり取りができる映画なので、ぜひ仲間と⾒に⾏ってください」と会場に呼びかけた。
本作は、メンドーサ監督が所属していた⽶軍特殊部隊での実体験を基に、同胞の兵⼠たちにも徹底した聞き取りを⾏い、脚本を執筆。彼らの頭の⽚隅に残る鮮烈なトラウマが、フィクションでは決して描き得ない “戦争そのもの”をスクリーンに出現させる。
その圧倒的なリアリティに衝撃を受けた海外メディアからは「映画史上最も緊迫感のある戦闘再現(Wall Street Journal)」「地獄を描くことに躊躇がない(EMPIRE MAGAZINE)」「神経をすり減らす程の衝撃。他の戦争映画とは⼀線を画す(NPR)」など、⼤絶賛の声で迎えられた。さらには、The Hollywood reporterが本作を、アカデミー賞作品賞へのノミネートを予想し注⽬が集まっている。
轟⾳が鳴り響く映画館で、観客は最前線の兵⼠の⼀⼈として“そのすべて”を受け⽌める。あなたはここで何を⽬にするのか?何を感じるのか?観る者の全神経を“震撼”させる熾烈な95分が幕を開ける。
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脚本・監督:アレックス・ガーランド(『シビル・ウォー アメリカ最後の日』) |
2026年1月16日(金)
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
作成:アームズマガジンウェブ編集部
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