エアガン

2025/11/20

20年以上にわたって人気のあるイサカM37シリーズのソウドオフモデル「KTW エアコッキングガン イサカM37ソウドオフ」

 

ショットガンらしさが楽しめるKTWの傑作

 

KTW

エアコッキングガン イサカM37ソウドオフ

 

 

 イサカM37ショットガンはアメリカで1937年から販売され続けているロングセラーモデルだ。そんなイサカM37を20年以上にわたってエアコッキングガンで発売しているのがKTWだ。「他社と競合しない機種を選び、独自のメカニズムを採用すること」を基本理念としているKTW。数ある同社の製品の中でもエアコッキング式のイサカM37シリーズは、1990年代半ばに登場した初代(KTWオリジナル)のメカニズムをもとに、韓国のドンサンで製造された2代目(Newイサカ)である。今でこそショットガンモデルのエアガンは数多くラインアップされているが、1990年代から2000年代にかけて実用性に優れていたKTWのイサカM37シリーズは貴重な存在だった。

 

長いバレルを大胆に切り詰めたのがソウドオフモデルだ

 

カセット型マガジン(46発+6発)はチューブラーマガジン内に収まる

 

バレル右側に発射弾数を切り替えるレバーが設けられている

 

両端がやや絞り込まれた細長い樽型をした木製風のフォアエンド

 

フォアエンドは握りやすくコッキングは軽くストロークも短めだ

 

ホップアップの調整はバレル上面にある穴に六角レンチを差し込んで行なう

 

実銃のイサカM37は撃ち終わったショットシェルが下側からエジェクトされるので側面にエジェクションポートがない

 

実銃ではレシーバー下側はエジェクションポートとローディングポートが兼用となっている

 

マニュアルセーフティはクロスボルトタイプ。トリガーガード前方右側にあるボルトリリースレバーはライブ

 

ソウドオフモデルは固定ストックを切り詰めたピストルグリップが備わっている

 

 

コッキングは軽いのでストックがなくても連射しやすい。エアコッキングガンとしての基本性能も高くコストパフォーマンスに優れている

 

5mの距離から制限時間3秒で撃ち込んだところ。2発モードで4ショット(8発)分となり、各パターンで非常によくまとまっている

 

10mの距離からB5サイズのペーパーターゲットに5ショット(10発)分撃ち込んだところ。サイトレスながらも良好な集弾性を発揮した

 

 発射弾数が1発もしくは2発にセレクトできるユニークなメカ、カセット型マガジンを採用するなどエアガンとしても合理的な設計がなされており、可変ホップアップの導入など細かな部分のアップデートを繰り返しつつ今なお人気のある息の長い製品となっている。バリエーションには今回紹介しているバレルとストックを短くしベトナム戦争で活躍したソウドオフの他にフェザーライト、ショートバレル&ピストルグリップ仕様のポリスがある。

 

ソウドオフモデルは軽量なうえにコンパクトなのでサイドアームとして活用するプレイヤーがいるのも納得できる

 

 


 

KTW
エアコッキングガン イサカM37ソウドオフ

 

DATA

  • 全長:620mm
  • 重量:950g
  • 装弾数:46+6発
  • 価格:¥15,180
  • お問い合わせ先:KTW

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:METユニオン

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年11月号に掲載されたものです。

 

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