エアガン

2025/11/15

3発同時にBB弾が発射可能なロングセラーショットガン「東京マルイ エアーショットガンSPAS12」

 

安定安心のロングセラーショットガン

 

東京マルイ

エアーショットガン SPAS12

 

 

 

 東京マルイのエアショットガンシリーズ第1弾としてリリースされたSPAS12(スパス12)。発売年度は1998年なので、25年以上も発売されているロングセラー商品である。このモデルの最大の特徴は、独立した3本のバレルとチャンバー(固定ホップアップ)、3つのシリンダー/ピストンが備わっており、3発同時にBB弾が発射できることだ。これにより3発が独立して発射されるためパワーロスがなく飛距離も充分に確保されており、かつ3発がまとまって飛んでいくためスナイパーライフル的な運用も可能になっている。エアコッキングガンなので切り替え機能は付属しておらずポンプアクションオンリー。トリガーを引き続けたままフォアエンドをコッキングすることで連射できるラピッドファイア機能が付属している。

 

実銃では散弾の散開具合が変えられるチョークが内蔵されているマズル部分。フロントサイトはハイプロファイルタイプ

 

SPAS12のアイコンといえるハンドガード上面には放熱孔が多数設けられている

 

ハンドガード上面にピープ孔の大きいリアサイトが備わっており、フロントサイトと相まって狙いやすい

 

一般的なショットガンに比べて大型のフォアエンド。実銃はフォアエンド下側のセレクトボタンによってセミオートとポンプアクションを切り替えられる

 

フォアエンドを引いてコッキングする。滑りやすいので運用する場合は滑り止めなどを施したほうがコッキングしやすい

 

ダミーボルトは金属製の別パーツだが可動しない。主要パーツのほとんどが強化樹脂製なのでボディサイズに比べると軽くて取り回しやすい

 

ショットシェル型マガジンはレシーバー下部、実銃ではシェルキャリアが設けられているところに装填される。写真とは反対側のトリガーガード右側にマガジンリリースレバーが備わっている

 

トリガーガード左側にあるレバー状のパーツがマニュアルセーフティだ

 

かつてはメタルフォールディングストック仕様もラインアップされていたが、現在ではピストルグリップ仕様のみとなっている

 

ユニークなショットガン型マガジン。装弾数は30発。3発同時に発射されるので10ショット撃てることになる

 

 

それまでのショットガンの常識を変えた東京マルイのSPAS12。実用性の高さは折り紙付きだ。ただしコッキングには力が必要で、非力な方や女性だと1回もコッキングできないことがある

 

5mの距離から制限時間3秒で撃ち込んだところ。3ショット(9発)分だが、ほぼワンホールに集弾している

 

10mの距離からB5サイズのペーパーターゲットに3ショット(9発)分撃ち込んだところ。全弾命中しており、この距離で外すことはない

 

 BB弾はショットシェル型マガジンに30発装填できる。デメリットといえばスプリングのテンションが強く、ストックレスのピストルグリップのせいもあってコッキングしにくく力を要することだ。エアショットガンシリーズはSPAS12とM3スーパー90、M3ショーティーの3挺のみだが、独創的なメカニズムと実射性能の高さから発売から25年近く経った今なお人気は衰えない。

 

SPAS12はショットガンとしては大柄な部類に入る。実銃ではオートとポンプアクションが切り替えられるが、東京マルイはポンプアクションのみ

 

 


 

東京マルイ
エアーショットガン SPAS12

 

DATA

  • 全長:800mm
  • 重量:2,000g
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥26,400
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:METユニオン

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年11月号に掲載されたものです。

 

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