エアガン

2025/10/25

旧ソ連の傑作小銃をエアコッキングガンで再現「S&T M1891/30 Mosin Nagant エアーコッキングライフルリアルウッド」

 

第二次世界大戦の銃器たち

 

旧ソ連の傑作小銃をエアコッキングガンで再現

 

 

 帝政ロシア時代から第二次世界大戦にかけて使われたM1891/30モシンナガン(以下モシンナガン)はセルゲイ・モシン大佐とナガンM1895リボルバーでその名を知られるベルギー人の技師エミール・ナガンとレオン・ナガン兄弟によって開発され、帝政ロシア時代の1891年に制式採用された(名称はM1891)。口径は7.62mm×54R、装弾数は5発。第2次世界大戦におけるソ連軍の主力小銃であった。バリエーションとしてスコープを装着した狙撃銃と、バレルとフォアエンドを短くした騎兵銃がある。AKシリーズ同様、生産数が非常に多く、ソ連軍以外にもベトナム戦争ではベトコンによって使われるなど世界中で長きにわたり使われた。

 

 

リアサイトの射距離を表す数値の単位がM1891では帝政ロシアの独自単位「アルシン」だったが、M1891/30からメートル表記となった

 

レシーバー上面には可変ホップアップ調整用イモネジと、1944年製を表す実銃同様の刻印が施されている

 

他銃に比べてエジェクションポートが広めのレシーバー。ボルトハンドルがボルトの中央付近にあるのが特徴

 

ボルトを後退させたところ。コッキングストロークは短め。ボルトは2重構造になっており、ボルトハンドルが付属したアウター部分のみ回転する

 

エアガンのマガジンは着脱式で実銃同様のポジションに収納。装弾数は37発

 

ストックはチークピース部分が丸みを帯びているのに対して、トリガーからバットプレートにかけてストレートな形状をしている

 

 そんなソ連の傑作ボルトアクションライフルであるモシンナガンをS&Tはソビエト連邦時代の1930年に各部を改良を施して採用されたM1891/30と呼ばれるモデルをエアコッキングガンで再現。マズル付近までスラリと伸びたフォアエンドや独特な形状のストックは実銃と同じく木製。マガジンは実銃と同じポジションに設けられており、着脱式マガジンの装弾数は37発。シルバー仕上げのボルトの中央付近に設けられたボルトハンドルやレシーバーなどモシンナガン特有の形状をリアルに再現。インナーバレルやチャンバーパッキンはVSR型となっておりチューニングしやすい。三八式歩兵銃と同様、全長は1.2mを超えており、いかにも当時の歩兵銃らしさが漂う。

 

 


 

S&T
M1891/30 Mosin Nagant エアーコッキングライフルフェイクウッド

 

DATA

  • 全長:1,238mm
  • 重量:3,400g
  • 装弾数:37発
  • 価格:¥61,600
  • お問い合わせ先:UFC

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年8月号に掲載されたものです。

 

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