2025/10/14
リアルなモデルガンで楽しむ軍用ショットガン「タナカ モデル1897トレンチガン ヘビーウエイトVer.2モデルガン」
塹壕戦で絶大な威力を発揮したポンプショットガン
ウインチェスターのモデル1897ショットガンは、天才銃器デザイナー、ジョン・M・ブローニングが設計したポンプアクションショットガンの名銃だ。映画にもよく登場し、最後の西部劇と呼ばれた『ワイルドバンチ』(1969)から、『デリンジャー』(1973)などのギャング映画、さらには『シン・レッド・ライン』(1998)といった戦争映画、そして『ローリング・サンダー』(1977)などの現代劇まで、様々な時代、幅広いジャンルで使われている。
モデル1897トレンチガンは軍用銃として、ベースとなるフィールドガンのバレルを切り詰めて塹壕などの狭い場所での取り回しを容易にし、連射によって加熱したバレルによる火傷を防ぐためのヒートカバーを装着、さらに白兵戦用のバヨネット(銃剣)を装着するための着剣ラグを取り付けたもの。近接戦闘では絶大な威力を発揮し、「トレンチスイーパー(塹壕掃除人)」や「トレンチブルーム(塹壕ほうき)」と呼ばれた。タナカは、このアメリカ軍仕様のトレンチガンのヘビーウエイトバージョン2を久しぶりにリリースする。
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ヘビーウエイト化されたことでABSモデルより約500g重く、剛性もアップしたことでしなりがなくなり、精度の高い確実な作動が実現した。さらに、作動性を向上させたバージョン2のモデルガンなので、チューブ式マガジンの銃には欠かせない素早いローディングテクニックのトレーニングにもバッチリ。トリガーを引いたままフォアエンドだけを前後させて連射するスラムファイアーも可能。さまざまなポンプアクションショットガンのテクニックにチャレンジできる。
本体表面は粗めのブラスト仕上げで軍用らしいつや消しとなっていて、木部はすべて本物の上質な木材が使われ、使い込まれたような色合いのしっとりとした艶に仕上げられている。さらに、内部のパーツ構成はほぼ実銃どおり。ファイアリングピンロックも再現されている。天才が設計した精緻なメカニズムを、分解してじっくり研究するのもOK。インテリアとして飾ってもなんら遜色なし。買い逃した人はもちろん、買い換えや買い増しという人も手に入れるチャンスだ。
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タナカ
モデル1897トレンチガン ヘビーウエイトVer.2モデルガン
DATA
- 全長:985mm
- 全高:190mm
- 全幅:45mm
- 重量:2,950g
- 装弾数:6発
- 価格:¥93,500(M1897 Ver.2用ショットシェル型発火カートリッジ2発付属)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:れお/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2025年11月号に掲載されたものです。
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