エアガン

2025/10/03

ポリマーフレームオート徹底比較「P320フルサイズ vs G17 Gen5 MOS vs M&P9」【前編】

 

アンダーレール、アンビコントロール、モジュール化…最新コンバットハンドガンの特徴とは?

 

ポリマーフレームオート徹底比較「P320フルサイズ vs G17 Gen5 MOS vs M&P9」

 

 最新コンバットハンドガンには、ウェポンマウントライトが装着可能なアンダーレール、左右どちらからでも操作できるアンビコントロールレバー、射手の好みに応じてグリップ形状などが変えられるモジュラリティ、さらにドットサイトが装着できるオプティクスレディが求められている。ここではグロックピストル、P320、M&P 9を再現したガスブローバックガンをもとに最新コンバットハンドガンの特徴を探る。

 

東京マルイ ガスブローバックガン P320フルサイズ

 

東京マルイ ガスブローバックガン P320フルサイズ
FCUを中心にグリップモジュール、スライド、バレルが組み替えられるモジュラーシステムを採用。東京マルイはアンビマニュアルセーフティ付きを再現している

 

東京マルイ ガスブローバックガン G17 Gen5 MOS

 

東京マルイ ガスブローバックガン G17 Gen5 MOS
ドットサイトが装着可能なMOS(モジュラー・オプティック・システム)仕様の第5世代グロックピストルを再現。アンビスライドストップなど各部がアップデートされている

 

東京マルイ ガスブローバックガン M&P 9

 

東京マルイ ガスブローバックガン M&P 9
ストライカーファイア、ポリマーフレームを採用したM&P(ミリタリー&ポリス)の名を冠したモデル。東京マルイは9mm×19弾仕様、アンビマニュアルセーフティ付きを再現

 

 

■フロントセクション

 

フロントセクション

 

 3挺ともブローニング式のショートリコイル方式を採用。ガバメントのようなバレルブッシングは備わっておらず、スライド前部両端のエッジが斜めにカットされている。P320とグロックはコッキングセレーションが設けられている。

 

■フロントサイト

 

フロントサイト

 

 P320とM&Pは金属製のドーブテイル式のフロントサイトを採用しており交換可能。グロックは樹脂製でスライドに固定されている。高さはグロックがいちばん低い。3挺とも視認性を高めるためのホワイトドット入り。

 

■アンダーレール

 

アンダーレール

 

 最新コンバットハンドガンのマスト装備であるフレーム前部に設けられたアンダーレール。P320とM&Pはピカティニースペック(20mm幅)だが、グロックのみユニバーサルレール規格となっている。レールの溝もグロックは少ない。

 

■テイクダウンレバー/スライドキャッチ

 

テイクダウンレバー/スライドキャッチ

 

 スライドの分解・結合時に必要となるテイクダウンレバー/スライドキャッチ。P320とM&Pはマガジンを抜きスライドを一定のポジションまで後退させてからテイクダウンレバーを回転させてスライドを外す。グロックはマガジンを抜きスライドキャッチを下げればそのままスライドが外せる。

 

■トリガー/トリガーガード

 

トリガー/トリガーガード

 

 グロックとM&Pにはトリガーを引くと自動的に解除されるトリガーセーフティが備わっている。P320にはトリガーセーフティは備わっていない。M&Pのみトリガーガード前面が斜めにカットされており滑り止めがない。

 

■マニュアルセーフティ/スライドストップ

 

マニュアルセーフティ/スライドストップ

 

 3挺ともスライドストップはアンビタイプ。P320とM&Pはアンビタイプのマニュアルセーフティが備わっているモデルが再現されている。グロックはマニュアルセーフティは備わっていない。

 

■アンビコントロール

 

アンビコントロール

 

 グロックは第5世代になってようやくアンビタイプのスライドストップが採用された。P320とM&Pはマニュアルセーフティ、スライドストップともにアンビタイプだが、各パーツの装着位置や角度が微妙に異なっている。

 

■エジェクションポート/エキストラクター

 

エジェクションポート/エキストラクター

 

 3挺ともエジェクションポートにバレルが噛み込むショートリコイル方式を採用。エキストラクターも外装式となっている。M&Pはチャンバー上面に弾がチャンバーに装填されているかどうか確認できる穴が設けられている。

 


 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年10月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×