エアガン

2025/09/24

三八式を元に開発された2挺をリアルに再現「タナカ 九七式狙撃銃Ver.2/四四式騎銃Ver.2 Black鬼胡桃銃床仕様ガスガン」

 

第二次世界大戦の銃器たち:ライフル編

 

 

三八式歩兵銃を元に開発された狙撃銃仕様

 

 

 昭和12年(皇紀2597年、1937年)に採用された九七式狙撃銃は、精度のよい三八式歩兵銃をベースに、レシーバー左側にマウントベースを追加して、そこに着脱可能な倍率2.5倍の照準眼鏡、単脚、操作時に照準眼鏡へ干渉しないように曲げられたボルトハンドルが装着されている。タナカの九七式狙撃銃をVer.2ガスガンで再現。狙撃眼鏡は実銃同様のプロセスで着脱可能。レティクルも実物をイメージしたものとなっている。

 

レシーバー左側にはシリアルナンバーとロット名、名古屋工廠製であることを示す工廠印が刻まれている

 

ボルトハンドルは照準眼鏡へ干渉しないように曲げられたドロップハンドルに換装されている

 

九七式狙撃銃を象徴する着脱式の照準眼鏡。倍率は2.5倍で対眼レンズ側にラバー製アイカップが付いている

 

狙撃眼鏡は左側にあるロックレバーを引っ張り上げながら「脱」の方向に180度回転させ、マウントベース前方にあるロックボタンを押しながら後方に引いて外す

 

 

タナカ
九七式狙撃銃Ver.2 Black鬼胡桃銃床仕様ガスガン

 

DATA

  • 全長:1,280mm
  • 重量:3,650g(スコープ含む)
  • 装弾数:10発
  • 価格:¥154,000
  • お問い合わせ先:タナカ

 


 

折り畳み銃剣付き小銃の先駆け的存在

 

 

 三八式騎銃をベースに明治42年(1909年)に開発が開始され、明治44年(1911年)に制式採用された四四式騎銃。バレル先端に折り畳み式の刺突型銃剣(スパイクバヨネット)が装着されており、折り畳み式の銃剣を装着した小銃は複数存在するが、四四式騎銃はその先駆けであった。タナカは四四式騎銃もブラックフィニッシュの鬼胡桃銃床仕様となったVer.2ガスガンで再現。折り畳み式銃剣は実銃同様に展開・折り畳みできる。

 

フォアエンド先端の銃剣基部右側には叉銃(さじゅう)する時に用いるフックが設けられている

 

折り畳み式の刺突型銃剣(スパイクバヨネット)を展開したところ。銃剣基部にあるロックボタンを押しながら180度回転させるようにして展開・折り畳む

 

リアサイトのラダー部分は射程距離にあわせて短くされている

 

ストック右側にはバレル下部に格納できなくなったクリーニングロッドを格納するためのフタが追加されている

 

 

タナカ
四四式騎銃Ver.2 Black鬼胡桃銃床仕様ガスガン

 

DATA

  • 全長:970mm(銃剣展開時1,300mm)
  • 重量:3,800g
  • 装弾数:10発
  • 価格:¥123,200
  • お問い合わせ先:タナカ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

撮影協力:ビレッジワン

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年8月号に掲載されたものです。

 

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