2025/08/20
実銃同様の鬼胡桃銃床とブラック仕上げでガスガン化「タナカ 三八式歩兵銃Ver.2 Black鬼胡桃銃床仕様ガスガン」
第二次世界大戦の銃器たち:ライフル編
月刊アームズマガジン2025年4月号で特集された拳銃編に続いて1900~1940年代に活躍したライフルを再現したエアガンをピックアップ。名銃たちの歴史や特徴、魅力について迫る。
日本軍の傑作小銃を実銃同様の鬼胡桃銃床とブラック仕上げで再現
第一次世界大戦から第二次世界大戦まで日本軍の主力小銃として活躍した三八式歩兵銃。1897年(明治30年)に陸軍で採用された三十年式歩兵銃をもとに南部麟次郎が中心となって改良を施し、1905年(明治38年)に採用された。口径は6.5mm、軍用銃とは思えない美しい仕上げとシンプルな構造、命中精度の高さから陸軍はもとより海軍でも採用された。三八式歩兵銃をタナカはガスガンとモデルガンで再現。特にガスガンはリアルなディテールに加えてガスガンならではの軽快な作動感が得られることから発売以来多くの支持を得ている。
現在は仕上げとガス効率が見直されて実射性能がアップしたVer.2シリーズがラインアップされている。ここで紹介するモデルはブラック仕上げに鬼胡桃製のストックを採用したモデルである。従来のVer.2シリーズは当時の防錆目的の青黒い鉄染めをイメージしたグレースチールフィニッシュのみで、新銃の雰囲気に近いブラックフィニッシュはラインアップされていなかった(ボルトのみグレースチールフィニッシュを継承)。




ストックは実銃の三八式歩兵銃にも使われた「鬼胡桃」(オニグルミ=国産のウォールナット材)を採用。特徴的な合わせ式の銃床も再現されている。実射するとガスガンらしい軽快な作動感と、金属製のパーツによる作動音が心地よい。飾っておくのもいいが、実射して楽しむことで、このモデルの魅力を存分に味わえるだろう。




タナカ
三八式歩兵銃Ver.2 Black鬼胡桃銃床仕様ガスガン
DATA
- 全長:1,280mm
- 重量:3,080g
- 装弾数:10発
- 価格:¥107,800
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:ビレッジワン
この記事は月刊アームズマガジン2025年8月号に掲載されたものです。
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