エアガン

2025/07/23

DSアームズのSA58シリーズをモチーフとしたオリジナルカスタム「VFC LAR OSW Mk1ガスブローバックガン(JPver.)」

 

クローンモデルをモダナイズしたバトルライフルの最新スタイル

 

 

 FALとLARについて同じ見た目なのに名前が違うことで混乱しているユーザーは多いはずだ。一般的に広く浸透しているFALという名称はフランス語の軽量自動小銃の略称で、LARは輸出向けモデルに付けられた英語表記の名称である。そのため、今回紹介するLAR OSW Mk1は同じFALのカテゴリーに属する銃であるということになる。

 

 

 LAR OSW Mk1はFAL(LAR)のクローンメーカーの中で実力のあるアメリカのDSアームズのSA58シリーズをモチーフとしてFNCのようなパラタイプ・フォールディングストックを搭載したVFCのオリジナルカスタムである。バレルは11インチで重厚長大なノーマルのFALに比べて取り回しやすくなっている。ハンドガードはモダンなM-LOKタイプが採用されている。フラットなトップレールは光学機器を搭載する際のレイアウトの自由度の高さを表しており、特にライフルスコープを搭載する際にはアイレリーフの調整が行ないやすい。

 

シュアファイアMB556タイプのマズルブレーキを標準装備。アメリカでモダナイズされたモデルのため説得力のあるパーツチョイスとなっている

 

ガスブロックを兼ねたパーツにフロントサイトがレイアウトされている。ガスチューブ基部のダイヤルはガスレギュレーターで実際に可動できる

 

アルミCNC製のロアハンドガードには5面、アッパーハンドガードには左右の2面にM-LOK規格に準じたスロットが施されている

 

外観を損なわないロアレシーバーの下部、マグウェル前方にホップアップ調整スクリューがレイアウトされている

 

 

全弾を撃ち尽くすとボルトがホールドオープンする。再び射撃するには新しいマガジンを挿入し、ボルトリリースレバーを操作する必要があり、実銃と同じ操作を体感できる

 

トップレールはアッパーハンドガードと一直線になるデザイン。これにより大型のライフルスコープやドットサイトとマグニファイアを組み合わせたい場合でも搭載しやすい

 

アッパーレシーバーの後端に切り替え式のL型ピープを持つリアサイトがレイアウトされており、いかにもヨーロピアンアサルトライフルらしい装備だ

 

モダナイズドAKによく見られるSAWタイプグリップを装備。底蓋のスプリングを引き起こすことでフタが開いて光学機器の予備バッテリーなどが収納できる

 

パラタイプ・フォールディングストックはレシーバー右側に折り畳むことができる。ストック基部は金属製のため、構えた際の不安定さは一切感じられない

 

最新の空撃ちモードを搭載したダイキャスト製マガジンの装弾数は20発。ガスの気化スペースが充分に確保されており、快調な動作をサポートしてくれる

 

 直線的でスラッとしたヨーロピアンライフルのフォルムを持ちつつアメリカンテイストでモダナイズされたこのモデルはFAL(LAR)をサバゲで使用したいサバゲーマーのファーストチョイスになりうる。内部機構も最新バージョンが採用されており安定した作動が得られる。マガジンもAR15系よりも大型のためガスをより多く注入できる。このことはブローバックの安定化に直結しており、フルオートで20発全弾を撃ち尽くすことができる。全商品シリアルナンバー付きのため、所有欲を満たしつつ、サバゲでも活躍できるオールマイティなガスブローバックライフルである。

 

指をかけている奥のレバーがマガジンキャッチレバー、その手前のレバーはボルトリリースレバー。マガジンを交換する動作のままボルトキャリアを前進させることができる

 

セレクターポジションはS(セーフ)から、R(セミオート)まで素早く切り替えることができるが、A(フルオート)へは180°セレクターを回し込む必要がある、独特な形状をしている

 

直線的なヨーロピアンなスタイルとアメリカの合理的な設計思想がうまく融合したタクティカルライフルになっている。今後もバレルレングスの違いや異なるストックを搭載したバリエーションモデル展開に期待したい

 

 


 

VFC
LAR OSW Mk1ガスブローバックガン(JPver.)

 

DATA

  • 576mm /822mm(ストック展開時)
  • 重量:3,465g
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥100,100
  • お問い合わせ先:VFC JAPAN

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年5月号に掲載されたものです。

 

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