サバゲー

2025/07/31

ベーシックCQBテクニック ~CQB Close-quarters Battle:近接戦闘~

 

 

CQBでの歩き方・動き方

 

 CQBでの動き方は腰を落として上体を安定させ、銃口の高さを一定に保ちながら踵から接地するように、いわゆる「すり足」で前進する。

 

 

後退でも「すり足」を活用することで、足がセンサーのような役割を果たして背後に遮蔽物などがあった場合に身体ごとぶつかって体勢を崩してしまうようなトラブルが防げる

 

利き腕側に移動する場合、足(下半身)は進行方向に向き、上半身のみを回して銃を構える。足を交差しながら歩く

 

利き腕とは反対側方向に歩く場合は「カニ歩き」ように身体を横に向けて、足を開いたり閉じたりしながら横に動いていく

 

 

遮蔽物からの撃ち方

 

遮蔽物から撃つ時に重要なことは、相手からの攻撃を回避しつつ、正確に攻撃できるようにすることだ。写真の場合は防御できても攻撃できず、咄嗟の回避もしにくい

 

遮蔽物と間を取り、できるだけ脚と顔を出さないようにして撃つ。しっかり構えることができ、かつ素早い回避も可能だ

 

遮蔽物の右側から撃つ場合、右足を引き左足を前に出してしまうと身体が大きく露出してしまい防御できない。また素早い回避もしにくい

 

右足を前に出し、脇を絞めて右肘を出さないようにすることで身体の露出を最小限に抑えることができる。また素早い回避もしやすい

 

右足に体重をかけて上半身を突き出すような感じで索敵する

 

遮蔽物の左側から撃つ場合も同様に左足を前に出す

 

右利きの射手が右手で構えたまま左側から撃つのと(写真右)、左手に持ち替えて撃つのを比べたところ(写真左)。露出面積はそれほど差はなく、左手に持ち替える時間がかかり、精度も利き腕に比べれば劣る

 

 

カッティングパイ

 

 ドアエントリーで欠かせないのが「カッティング(スライシング)パイ」と呼ばれるテクニックだ。カッティングパイとはその名の通りパイを切るように部屋の中を索敵していく。日本的なら扇子を広げた際の中骨の先が射手、かなめ(中心)部分が敵と言ったらわかりやすいかもしれない。

 

 

 

L字コーナーの曲がり方

 

コーナーを曲がる場合、外側の足から一歩踏み出し、その足を軸に移動したい方向に身体を回転させる。素早く小さく方向転換でき、2歩目で足が移動したい方向に向いている

 

内側の足が先に出てしまうと2歩目をより遠くに踏み出さなくてならなくなり大回りになってしまう。3歩目で移動したい方向に向いている

 

 

T字コーナーの曲がり方

 

 T字コーナーを曲がる場合、コーナーに差し掛かる前にカッティングパイでコーナーを索敵する。カッティングパイで索敵できる範囲が完了したら利き腕側からコーナーに進入し、脅威がいないことが確認できたら反対側に向きを変えて索敵・進入する。

 

 

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:風見れん
撮影協力:バトルシティ

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年7月号に掲載されたものです。

 

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