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2025/07/29

【ナイフダイジェスト WEB版】14 INFORMATION:『JKGナイフコンテスト2025』作品募集

 

 


 こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。
 ホビージャパン社からは、刃物専門編集者として、主に刃物に関するムックや書籍、さらに25年9月号から『アームズマガジン』で「ナイフダイジェスト」という連載も始めさせていただいております。
 ここアームズウェブでも、ナイフや刃物にまつわるお話を、幅広く紹介させていただこうと思います!!


◾️日本を代表するナイフコンテスト、今年も開催


 日本において、プロアマ問わず応募できるナイフコンテストとして代表的な存在が、ジャパン・ナイフ・ギルド(JKG)が主催する「JKGナイフコンテスト」である。
 40回目を迎える今回も、例年通り開催されることになっている。

 

JKGの公式から用紙をダウンロードして使っていただきたい


■応募受付期間
 2025年9月1日 ~ 9月10日必着 

 

■送付先
 〒175-0094
 東京板橋区成増2-26-18-101 マトリックスアイダ内
 JKGナイフコンテスト事務局
 03-5383-1370

 

■対象作品
ハンドメイドナイフ(プロ、アマチュアを問わず個人自作の国内外での未発表作品)。

 

■応募資格
JKG会員に限りません。

 

■各賞 (製作メーカーを対象に授与) 該当なしの場合もあります。
1.大賞(1名)特製盾、副賞5万円
2.優秀シースナイフ賞(1名)特製盾、副賞1万円
3.優秀フォールディングナイフ賞(1名)特製盾、副賞1万円
4.藤本保広メモリアル賞(1名)特製盾、副賞1万円
5.鈴木眞メモリアル賞(1名)特製盾、副賞1万円 
6.アートナイフ賞(1名)特製盾、副賞1万円  
7.デザイン・アイデア賞(1名)特製盾、副賞1万円 
8.奨励賞(若干名)特製盾、副賞なし
9.その他 

 

*その他の賞として今年も大先輩のレポーター、圷正史さんと当方の共同で「レポーター&エディター賞」を設ける予定である。

 

 この賞の特徴は、未発表の手作りナイフならば、原則的に誰でも応募可能なところである。
 とはいえ、刃物ゆえに細かな規定がある。必ず、JKGの公式発表で詳細を確認してから、応募用紙をDLしていただきたい。
 過去の受賞者の中には、国内外で活躍する作家となった方も大勢いる。作家になりたい方はもとより、ちょっと作ってみたんだけどくらいの動機でも大歓迎である。
 ぜひぜひ応募していただきたい。

 

 

◾️昨年のメイン三賞受賞作&受賞者コメントです

 

◾️JKG大賞

Masterpiece Far Eastern
丸山 律

 

撮影:JKG事務局

 

 実は完成したのは、応募最終日の朝でした。だから、受賞して最初の感想は「間に合って良かった!!」なんです。気持ちを込めてつくった作品だったので、これが受賞できなかったら、どうしたらいいんだろう、とまで考えていたので、大賞は本当に嬉しいです。フルタイムの作家になって1年半ほどですが、受賞をきっかけに作品がより多くの方々の目に留まっていただければなと考えています。

 

 

◾️優秀シースナイフ賞

2024ボウイ
下谷拓也

 

撮影:JKG事務局

 

 受賞できるとは全く思っていなかったです。気合いが入ってなかった訳ではないのですが、シースが予定とは違うタイプのものになったこともあり、せめて名前だけでも出品させていただこう、くらいの気持ちでした。だから今回の受賞は「嬉しい」と「びっくり」が半々でしたが、よく考えてみるとやっぱり嬉しかったですね! 今後はナイフショーへの出展なども挑戦してみたいと思います。

 

 

◾️優秀フォールディングナイフ賞

ワーンクリフ
丹後雄一郎

 

撮影:JKG事務局

 

 受賞できるとは思っていなかったこともあって、ひときわ嬉しいです。4年連続(’21:藤本保広メモリアル賞/’22&’23:奨励賞)で賞をいただけたことも光栄だと感じています。今まで、自分がつくりたいものをつくるという考えで続けてきましたが、そのスタンスを変えず、これからも自分にしかつくれないナイフを目指していこうと思いを新たにしました。来年も応募したいな、と思っています!!

 

 

 昨年の受賞作&コメントについて詳しくは、こちらをご覧いただければ幸いである。
 

刃物専門編集者の憂鬱 その27 「JKGナイフコンテスト2024 受賞者コメント」
 

 

◾️昨年の審査コメントです

 

昨年の審査風景

 

 審査員の末席を汚させていただいている当方の感想も書かせていただこう。


 今回(2024年)大賞は近年稀に見る大接戦だった。
 逆に言えば、昨年(2023年)に比べて「飛び抜けた」作品がなかった。
 ただし個々の作品は、クオリティの高さやアイデアの新鮮さ、といった魅力が必ず存在していて、掛け値なしにどれも見応えがあった。
 多分、他の審査員の方々も同じ感想をお持ちだと思うが、枠数の関係で賞をお出しすることが叶わなかった作品も多かった。それらに関しては、いわゆる「評価コメント」で、作者さんたちに良き点としてお伝えしたいと思う。

 

 他の審査員の皆さんのコメントはこちらをご覧いただければ幸いである。


刃物専門編集者の憂鬱 その24「JKGナイフコンテスト2024 審査会速報」

 

*ナイフはルールを守って安全に使用しましょう。

 

TEXT:服部夏生

 

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