2025/04/23
【ナイフダイジェスト WEB版】13 REPORT:『オールニッポンナイフショー2025』開催!!
こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。
肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいていますが、ホビージャパン社からは、主に刃物に関するムックや書籍を出させていただいております。
アームズウェブでも、ナイフや刃物にまつわるお話を、幅広く紹介させていただこうと思います!!
神戸発の日本最大級のナイフショー
2025(令和7)年の3月1日。「オールニッポンナイフショー」が開催された。
今年は例年と異なり、1日のみ、会場も「サンボーホール」に変更されての開催だった。

変化はあったものの、参加者は例年どおり大勢集い、来場する人たちも例年どおり、開場前から列をつくり、日本最大級のナイフショーとして大いに賑わったのである。
ここでは超ダイジェストとなってしまうが、会場を回って撮影させていただいた気になるブースをご紹介したい。
バリエーション豊かな作品の数々
福田正孝さん ショー自体に参加することが超レアな人気作家。端正そして精緻な作品の数々に目を奪われる
岡島健二さん 注目作家のダブルブレードの作品。分解してもナイフとして使えるように工夫。完成が待ち遠しい!!
上田康正さん 三木カスタムナイフギルドのメンバーとして運営にも関わる。作品の数々は実用も考慮された作り
石崎祐也さん 人気急上昇中の作家。全長448mm、SLD Magicという鋼材を使用しうっすら刃文が浮かぶ名作
市川志郎さん レーザーを駆使して「刃文」状の模様を施した新作。テクノロジーと手技の融合に心震える
KIKU KNIVES 変わらぬ人気ぶり。松田昌之さんの作品2種。やや直線的なシルエットと紫のハンドルが印象的
開場直後のKIKU KNIVESのブース。主催の松田菊男さんの「ここまで」と「これから」を描いた半生記『刃物の街・関から世界へ ナイフ作家・松田菊男』 好評発売中。よろしければぜひ!!
間狩純平さん 実際に使用したインプレッションをもとに練り上げた作品は”Makkari Knives”として各方面で人気だ
内田 積さん オーソドックスなデザインが基本だがブレイドのシルエットなど随所に独自のアレンジを加える作風
荒川知芳さん 上は今回のコンテストで最優秀賞を取ったサブヒルトファイター。下はハンドルに蓄光素材を使用
杉山義雄さん カシマBASEとしてナイフをはじめ刃物全般を作る。写真はコスプレイヤーとのやりとりから生まれた作品
鳩野憲志朗さんと堀江徳至さん 福井県の地場産業を担う打刃物職人と漆製品メーカーのコラボブースは毎回人気
森本侑甫さん 自らの経験をベースに野外や狩猟で使えるナイフを創作する注目の作家によるユーティリティモデル
北鋼シャーリング 自家製鋼の玉鋼から刃物を創出するプロジェクト。写真は刀匠の川瀬貞真さんが鍛った包丁だ
ナイフコンテストも開催
ショー開催中に恒例のコンテストも行われた。筆者もタクティカルナイフ賞とホビージャパン賞を選出させていただいた。
最優秀賞:荒川知芳 作
優秀賞:王 涵 作
優秀賞:岡島健二 作
タクティカルナイフ賞:二部幸夫 作
ホビージャパン賞:杉山義雄 作

来年(2026年)KIITOホールで2日間開催が復活!!
2026年の開催も決定している。
会場は昨年(2023年)までのKIITOホールに、日程も2日間となっている。
参加しているメンバーが充実しているだけに、是非とも参加したいショーだ。
我こそはという作家もぜひ出展していただきたいと願う次第である。
オールニッポンナイフショー2025
日時
2026年3月7日(土)10:00〜16:00
2026年3月8日(日)09:00〜15:00
会場
KIITOホール(兵庫県神戸市中央区町辺通5-1-32)



and more
ショーの様子などを、以下でもつらつらと書かせていただきました。
お時間ある際にでも、お読みいただければ!!
刃物専門編集者の憂鬱 その32 オールニッポンナイフショー2025
刃物専門編集者の憂鬱 番外編 ナイフコンテスト選考あれこれ
*ナイフはルールを守って安全に使用しましょう。
TEXT:服部夏生
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