装備

2025/06/23

フィールドを駆ける! サバイバルゲームの装備を研究しよう!!「Airsoft Footage:躍動するスタイリング」

 

SURVIVAL GAMERS LABORATORY

 

 

Airsoft Footage:躍動するスタイリング

 

 サバゲーマーを取材し、注目の装備を研究するコーナー「サバゲーマーラボラトリー」。今回ピックアップするサバゲーマーは、I10。

 

 本誌2025年2月号でご紹介したBLKFOX AIRSOFT FIELD主催の装備系イベント「Forward Observations Group Meeting(以下FOG MTG)」は、戦闘の専門知識とポップカルチャーとの融合で世界的に有名なブランド”Forward Observations Group”の公認イベントだ。I10は、そのイベント内で開催されたFOG MTGSTYLING CONTESTでアームズマガジン賞を受賞した装備系ユーザーである。

 

 今回は彼の装備を研究し、その魅力をお伝えしていこう。

 

SURVIVAL GAMER:I10 

 

 

 

CONCEPT:実用性重視のスタイリング

 

 

 「退役軍人や特殊部隊の装備を参考に、実用性を重視したセットアップを目指しました。FOGをはじめ”crime.co"や"Spiritus Systems”、”Ferro Consepts” といったナイロンメーカーのSNSを参考に、少人数部隊の活動で必要となるブリーチング装備や自他用のメディカルキット、そして味方との情報共有機器を持つ、今どきの装備です」

 

 自らのスタイリングのコンセプトをそう語るI10。今回は、イメージした軍事作戦に必要となるアイテムを携行しつつ、ゲームでも動けるスタイリングに仕上げている。実戦とゲームでは携帯品が異なるが、スムーズに動けるように意識したセットアップに注目したい。

 

 

GUN&EQUIPMENT

 

 

 

GUNS

 

 

 ライフルは、東京マルイのガスブローバックガンCQBR Block-1をベースにハンドガードやストックを交換しただけではなく、ガスブローバックガンならではの実銃と同じボルトリリース操作が伴うので、それを迅速に行なえるようにMAGPUL BAD Leverを装着している。細部に至るまで実用性を意識していることがわかる。


 レーザーサイトとウェポンマウントライトの装着は実銃では官民を問わず定番化している。スイッチの位置をハンドガード上部に設けることで左右どちらでもスムーズに操作ができる。

 

●ライフル
・東京マルイ CQBR Block-1
・Geissele Mk4タイプ 9.5インチレプリカ
・B5 Systems Bravo stockタイプレプリカ
・DFCO Kung Fu Grip
・MAGPUL BAD Lever
・MAGPUL Trigger guard
・MAGPUL ASAP

・PTS Radian Rapterタイプレプリカ
・FERRO CONCEPTS 1913 Picatinny Rail 45
・UNITY Tactical FUSION Micro Hub+Light wing Adapter+Backup Iron Sight
・BCM Vertical Grip Mod3
・EVOLUTION GEAR NGAL
・Surefire M300タイプレプリカ
・CLOUD DEFENSIVE LCSタイプレプリカ
・Scalarworks LEAP/01タイプ+Aimpoint T2タイプレプリカ


●ハンドガン

・東京マルイ G17 GEN5 MOS
・DYTAC NOVESKE DMスライド
・Aimpoint Acro P2タイプレプリカ

 

 

STYLING

 

 

 「綺麗な装備というよりは擦れた使用感および工夫のあるセットアップが好みで、その装備が何のために装着されていて、どのように使われているのかを考えながら今の装備をセットアップしました。 MC( マルチカム)とTANをミックスした構成で装備のラフさを出せているかなと思っています」(I10)

 

●ウェア

・バラクラバ:Arc'teryx Leaf Assault Balaclava FR Gen 2
・アウトウェア:Arc'teryx Leaf Alpha LT Gen.1
・パンツ:Fjallraven Vidda Pro Trousers
・シューズ:Arc'teryx Norvan LD3

 

 

PLATE CARRIER

 

 

 プレートキャリアには、スタイリングテーマに即して使いやすい位置にポーチを装着して、携帯すべきものをその中に入れている。セットアップする際に集めた資料から自分が使いやすいようにアレンジすることや、使い込むことで自然に生まれた使用感がリアルさをより強調していることに注目だ。

 

●装備(プレートキャリア)

・FERRO CONCEPTS FCPC v5
・FERRO CONCEPTS Side Plate Pockets 6X6
・FERRO CONCEPTS General Purpose Pocket - 6x5
・FERRO CONCEPTS FIRSTSPEAR TUBES Buckle Kit
・FERRO CONCEPTS Kangaroo Front Flap
・FERRO CONCEPTS Cable Management Kit
・FERRO CONCEPTS Back Panel Zipper Extension
・FERRO CONCEPTS Back Panel Double Pouch
・FERRO CONCEPTS Roll 1 Trauma Pouch
・FERRO CONCEPTS Single Elastic AR
・Spiritus Systems OTB Shoulder Cover - Trifold
・Spiritus Systems MOLLE Expander Wing
・Spiritus Systems SACK Pouch Mk3
・END STRATEGIES Sidekick

・END STRATEGIES SCRS
・NAR C-A-T TQ Tourniquet Holder
・Crye Precision AVS MBITR Pouch (バンジーコードで固定)
・Blue Force Gear Flapped Ten-Speed M4 Mag Pouch
・SAVOTTA GITD Patch

・GARMIN Foretrex401
・Tracer Tactical Origami Sunshade
・RDC smart phone case (個人製作品)

・Dummy Thief knife (個人製作品)
・SUREFIRE G2X TACTICAL - Single-Output LED Flashlight
・215 GEAR ブリーチポーチ

・FMA MPU5

・FMA MPU5 DUAL PTT
・ダミーブリーチおよびコード

・メーカー不明 Wingman V2タイプレプリカ

 

 

BELT KIT

 

 

 最近の特殊部隊や退役シューターのベルトキットは重装備化しており、重量軽減とセットアップの自由度が高い丈夫で軽量なベルトが好まれている。ベルト前面の斜めに傾けて装着されたピストルマガジンポーチは、抜き差しする際にプレートキャリアに干渉しないようにするためのもので、斜めに装着可能なアダプターもリリースされるほど人気のセットアップである。ダンプポーチは使用済みマガジンを収納するだけでなく、ユーティリティポーチとしても使用する。

 

●装備(ベルトキット)

・FERRO CONCEPTS The Bison Belt
・FERRO CONCEPTS KSAR Single 556
・FERRO CONCEPTS SEP Double Elastic Pistol
・T-Rex Arms MARS carrier
・LBX Blowout pouch
・TYR TACTICAL BASIC IFAK MEDICAL POUCH
・TYR TACTICAL M4/M16 DOUBLE MAG POUCH
・TYR TACTICAL SMALL DUMP POUCH
・TRUENORTH Modular Holster Adapter
・TRUENORTH MHA Leg Strap Adapter
・FERRO CONCEPTS MHA Velcro Bridge
・TMC SAFARILANDタイプ ホルスター

 

 

HELMET

 

 

防水ケースのような形状が目を引くMOHOCのLASO。軍事用に開発されたアクションカメラMOHOCのタクティカル送信トランスミッターのLASOを用いてMOHOC使用者の状況を遠隔から確認できる

 

 ヘッドセットやNVGマウント、周囲を照らすためのヘルメットライトなど定番のヘルメット用アクセサリーを装着。その中で右側面に装着したグレーの箱型アクセサリーがあるが、これはMOHOCという軍用アクションカメラである。

 

●装備(ベルトキット)

・TMC Ops-Coreタイプ FASTマリタイムヘルメット
・TMC TYRタイプ ヘルメットカバー
・ELEMENT GEAR HEL-STAR 6レプリカ
・FERRO CONCEPTS PVS31 Battery Retention System
・FERRO CONCEPTS Cable Aids
・SOTAC Wilcox L4 G24 NVGマウント
・SOTAC SUREFIRE M300
・SOTAC S&S Precision M-Ax マウント
・UNITY Tactical UNITY SPARK
・SAVOTTA GITD Patch
・3M Peltor COMTAC-Ⅴ
・MOHOC

 

 

最近、海外の写真や動画で目にすることが多いPersistent SystemsのRugged Display Controllerは、3DPで個人制作されている方にコンタクトをとって製作してもらったそうだ。スマートフォンを入れることができ、ただのダミーとしてではなくリアルに使用している感じを演出できる。これを使ってMOHOCで撮った映像をみることもできるそう

 

「背面のブリーチングチャージポーチは“End Strategies”のSidekick。“Ferro”のエクスションに”End Strategies”のSCRSをL字に曲げてエクステンションの側面にピッタリ装着できるようにしています」(I10)。突入時にすぐに使うことを想定してドアを破壊するための爆薬を背中側に、爆破用ケーブルを前側のマガジンポーチに収納してある

 


 

 I10は、自分の装備紹介やゲームなどの活動記録をYouTubeで発信している。本誌記事で彼の装備に興味が出た方は、ぜひ見てほしい。

 

 今後も多くのユーザースタイリングをご紹介していくのでお楽しみに!

 

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
MODEL:I10 
SPECIAL THANKS:

 BLKFOX AIRSOFT FIELD

 サバゲーフィールドTEDO「筑波環境開発機構」

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年7月号に掲載されたものです。

 

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