エアガン

2025/06/02

US&SのM1911A1が最新スペックで登場「エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1」

 

ミリガバ増産に加勢した他業メーカー製品を再現

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1

 

 アメリカ軍の制式採用拳銃であるモデル1911A1 U.S.アーミー(M1911A1)の通称“(ミリタリーガバメントを略して)ミリガバ”といえばコルト製を思い浮かべるが、第二次世界大戦時に戦局拡大に伴う配備数を補うためにイサカ、レミントンランド、シンガー、ユニオンスイッチ&シグナル(US&S)といったコルト以外のメーカーでも製造された。これらのメーカーの中で製造数が最も多かったのはレミントンランド製で、次いでイサカ、コルト、US&S、シンガーとなっている。

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1

 

 今までミリガバを数多くリリースしてきたエランから久々にUS&Sのミリガバがリリースされる。ちなみにUS&Sは鉄道用の信号機や切替機を製造していたメーカーである。どのメーカーのミリガバも共通規格で製造されているものの、刻印や一部パーツはメーカーごとで異なっていた。

 

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1
コルト製とは異なるフレーム右側の刻印やシリアルナンバー

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1
トリガーのエッジがコルトに比べて丸くなっているのが特徴。スライドストップ後部の「R.C.D.」とは「Lt. Col. Robert C. Downey.」の略称である

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1
ハンマースパーはシリーズ70のように左右の張り出しがないフラットタイプ。各金属製パーツは焼付塗装が施され質感が向上している

 

 US&Sのミリガバも各部の刻印だけではなくトリガーやハンマーの形状がコルト製とは異なっている。エランはそれらの違いを忠実に再現。スライド前部はミリガバの特徴である窒化処理の雰囲気が再現されている。前回買い逃した方はこの機会にぜひとも手に入れておきたい。

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1
パーカライジング調の仕上げに加えて実銃同様の刻印と窒化処理の雰囲気がリアルに再現されたスライド

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1
仕上げが改良されて質感が向上したフルチェッカーグリップ

 

エラン ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1

 


 

エラン
ユニオンスイッチ&シグナル M1911A1

 

DATA

  • 全長:220mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:33mm
  • 重量:980g
  • 装弾数:7発
  • 価格:¥209,000
  • お問い合わせ先:エラン

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年7月号に掲載されたものです。

 

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