エアガン

2023/09/26

レアモデルのレミントンUMCをリアルに再現「エラン U.S.レミントンUMC モデル1911」

 

エランの記念碑的製品が待望の再販

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911

 

 ガバメントモデルの原点であるM1911は供給数を補うためにコルトやスプリングフィールド造兵廠以外のメーカーでも製造された。特にレミントンUMC製(Remington Arms-UMC Model1911)は1918年から1919年まで2万挺ほどしが製造されなかったレアモデルとして知られている。
 エランにとってレミントンUMCモデルはモデルガンメーカーとして歩み始めた当初にカスタムモデルとしてリリースされた記念碑的製品であり、約5年前に当時の最新スペックでリバイバルされ、再販を望む声が多かった。そしてこのたび、その声に応えるかたちで登場することとなった。

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911

 

 

リアルな刻印に職人技が光る人気のコレクターズアイテム

 

 チョイスされたモデルはシリアルナンバー15000以降の後期型(ナンバー21386の1919年型)。ファイアリングピン・ストッププレート上部に施されたイーグルマークは、元六研の長田氏の手によってパンタグラフ(彫刻機)で忠実に再現。写真を見ていただければわかるが、この狭い場所に施せるのはまさに職人技だ。レミントンUMC特有の実銃同様の刻印に加えて、金属感漂うブラック仕上げの表面にはヘアラインが施されており、さらにウォールナット製ダイヤチェッカーグリップが付属している。

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
スライド左側にはコルトがパテントを取得し、レミントンUMCが製造していることを表わす刻印が打刻されている

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
スライド後端のファイアリングピン・ストッププレート上部に施されたイーグルマーク。元六研の長田氏の手によって再現されている

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
M1911の特徴である半月状のフロントサイトは別パーツで再現。スライド表面にはヘアラインが施されている

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
マガジンキャッチ上部にはインスペクターズマーク「E.E.C.(Major Edmond E. Champan)」とイーグルマークが施されている

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
テイルの短いグリップセーフティ、指かけ部分にチェッカリングが施されたサムセーフティ、スパーハンマーなどM1911らしいディテール

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911
実物の風合いを再現したウォールナット製ダイヤチェッカーウッドグリップ。メインスプリングハウジングとマガジンボトムにはランヤードリングが付属している

 

 見た目のリアリティはもちろん手にした時の重量感は圧巻のひと言。コルトやスプリングフィールド造兵廠モデルとは異なる雰囲気を醸し出している。前回買い逃した方はぜひこの機会に手に入れよう。

 

エラン U.S.レミントンUMC モデル1911

 


 

エラン
U.S.レミントンUMC モデル1911

 

DATA

  • 全長:220mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:32mm
  • 重量:970g
  • 装弾数:7発
  • 価格:¥209,000
  • お問い合わせ先:エラン

 

TEXT & PHOTO:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年10月号に掲載されたものです。

 

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