エアガン

2025/05/27

P228に待望のオールヘビーウエイトモデルが登場「タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン」

 

P228エボリューション2仕様もオールHWモデルに

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン

 

 SIG SAUERを代表するオートマチックピストルであるP226のショートバージョンとして1989年に登場したP228。口径は9mm×19、スライド、フレーム、マガジンが短くされただけではなくグリップもシェイプされたことでホールドしやすくなっている。FBIやDEAといった法執行機関をはじめアメリカ陸軍にもM11の名称で制式採用されるなど軍・法執行機関向けのハンドガンとして高い評価を得ている。

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン

 

 筆者はかつてP228の後継機種であるP229をアメリカで実射したことがある。P226をギュッと凝縮したかのようなフォルムのP229は、メタルソリッドフレームらしい頼りがいのある持ち応えで、握りやすいグリップとバランスのよさとから思いのほか撃ちやすかった記憶がある。
 タナカはP226エボリューション2シリーズに続いてP228のエボリューション2仕様にもオールヘビーウエイトモデルをラインアップする。フレームに加えてスライドもヘビーウエイト樹脂製になったことで重量アップとハードなブローバック、さらにブルーイングが楽しめるようになった。

 

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
スライド左側にはメーカー名と当時のアメリカの現地法人だったSIG ARMSの名前が刻まれている

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
スライド右側には銃名とシリアルナンバー、さらに製造国である「MADE IN W.GERMANY」の刻印が入れられている

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
上面がエジェクションポートに向かってなだらかにカットされているプレス製スライドの特徴を再現

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
プレス製スライドはファイアリングピンが収まるブリーチ部分が別体で装着されている。そのためエジェクションポート後方にブリーチの一部が露出している

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
フロントサイトはホワイトドット、リアサイトはホワイトラインというオーソドックスな組み合わせ

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
親指の当たる部分などがスリムになって握りやすくなったP228専用のグリップ

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
シングル/ダブルアクショントリガーやマガジンキャッチ、テイクダウンレバーなどの操作系はP226と共通。トリガーはP226Rに比べてやや厚みがある

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
デコッキングレバーやスライドストップといったプレスパーツには防錆コーティングが施されている

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン
装弾数13発のP228専用マガジンも表面に防錆コーティングが施されている。フィンガーレストを兼ねたマガジンバンパー付き

 

 その他の特徴は従来型を踏襲。音抜けに特化した4つ穴トップを導入した5mmキャップ火薬仕様の硬質アルミ製EVO2快音カートリッジの採用、エラストマー製ハンマーストップ、バッファーシステム搭載のリコイルスプリングガイド、デコッキングレバーなどのプレスパーツには防錆コーティングを施すなど、発火式モデルガンとしての実用性・耐久性が徹底的に追求されている。9mmオートの傑作であるP228の魅力を存分に味わうことができる。

 

タナカ SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン

 


 

タナカ
SIG P228 エボリューション2 オールヘビーウエイトモデルガン

 

DATA

  • 全長:178mm
  • 全高:137mm
  • 全幅:37mm
  • 重量:660g(カートリッジ含まず)
  • 装弾数:13発
  • 価格:¥43,780(発売時期:2025年6月中頃予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年7月号に掲載されたものです。

 

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