月刊Gun誌の表紙を飾ったシーキャンプコマンダー

　日本でシーキャンプが広く知れ渡るきっかけになったのは、月刊Gun誌1978年4月号に掲載されたイチロー・ナガタ氏のレポートだろう。この号で紹介されたシーキャンプはコルトコンバットコマンダーをベースとし、ステンレスのツートン仕上げ、フロントストラップにスティップリングが施され、独特な滑り止めが特徴の木製グリップ、リアサイトはKサイトに換装されていた。本来のシーキャンプはオーダーメイドカスタムなのだが、この記事の影響から「シーキャンプ＝コマンダー」というイメージが定着している。

　シーキャンプのダブルアクショントリガーメカを構造から作動フィーリングまで忠実に再現したエランのシーキャンプシリーズに、このGun誌に掲載されたシーキャンプコマンダーを彷彿とさせるモデルが加わる。サイドポリッシュ仕上げのフレームとスライドに、トリガーやハンマー、サムセーフティなどはシルバーメッキ仕上げ。フロントストラップのスティップリングはもちろんハイプロファイルフロントサイトやKサイトも忠実に再現。特徴的な木製グリップは業界初のウォーターサンドブラスト工法により作られている。オールドスクールなスタイルはファンには堪らない1挺となっている。

エラン
シーキャンプコマンダー Kサイトカスタム

DATA

• 全長：200mm
• 全高：140mm
• 全幅：33mm
• 重量：960g
• 装弾数：7発
• 価格：￥385,000
• お問い合わせ先：エラン

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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この記事は月刊アームズマガジン2025年5月号に掲載されたものです。

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