第二次世界大戦・アメリカの軍用ピストル

　実銃のビクトリーモデルはスミス＆ウェッソンのミリタリー＆ポリスのバリエーションの中でも第二次世界大戦中に製造された通称「5スクリュー」が特徴のミリタリーサービスリボルバーだ。ダブルアクショントリガーを備え、口径は.38スペシャル、1942年から1945年まで製造され、総製造数はイギリス向けモデルを含めると90万挺近くになるという。第二次世界大戦後は日本に警察官用として払い下げられ、戦後の警察官用リボルバーといえばこのモデルを思い浮かべる方もいるだろう。

　ハートフォードは5スクリューはもちろん、スリムなテーパードバレルに装着された半円状のフロントサイト、オールドタイプのエキストラクターやハンマー、中央が窪んだサムピース、カウンターボアードのない.38スペシャルサイズのシリンダー、ランヤードリングなど細かなディテールを忠実に再現。さらにオールドタイプのシアやシリンダーハンドスプリングとリテーナーが再現されている。

　バレル長は4インチ、5インチがあり、表面はブルーブラック仕上げとなっている。フィクスドリアサイトやテーパードバレルなどミリタリー＆ポリスらしいフォルムが味わえる。

ハートフォード
スミス＆ウェッソン ビクトリーモデル2022 モデルガン

DATA

• 全長：235mm／260mm
• 重量：510g／525g（カートリッジ6発含む）
• 装弾数：6発
• 価格：4インチ、5インチともに￥32,780
• お問い合わせ先：ハートフォード

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

月刊アームズマガジン2025年4月号のご購入はこちら

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反（複製権、公衆送信権の侵害）に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。