エアガン

2025/04/14

タナカ スミス&ウェッソンM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン”4インチ&6インチヘビーウエイト

 

アメリカンポリスの雰囲気が楽しめる警察用リボルバーの傑作

 

 かつてMGCやコクサイからモデルガンが発売されていたことから日本での知名度が高いスミス&ウェッソンM28ハイウェイパトロールマン(通称ハイパト、以下同)。実銃のハイパトは「月刊アームズマガジン2025年3月号」P.56で紹介しているM27をベースに全米の警察の要求に応えるかたちで1954年に登場。「The Highway Patrolman」、のちにモデルナンバー制導入後はM28としてナンバリングされたモデルだ。

 

 4インチ

 

 内部機構等には手を加えず、表面はポリッシュ仕上げからマット仕上げ、フレームとバレルの上面もブラスト仕上げとM27に比べてコストダウンが図られ、バレル長は4インチと6インチを用意。1955年に登場したThe .357 Combat Magnum(のちのモデル19)とともに全米の法執行機関で採用された。
 

タナカ スミス&ウェッソンM27 “ザ.357マグナム” ヘビーウエイトシリーズ
 6インチ

 

 

バレル右側には仕様弾である.357マグナムと「HIGHWAY PATROLMAN」の刻印が施されている

 

背の高いランプドタイプのボーマンフロントサイト。斜めにカットされた面のみにセレーションが刻まれ、それ以外はフラットに仕上げられている

 

ノンビード仕上げのフレーム上面と反射防止のセレーションがオミットされたリアサイト上面

 

内部メカはタナカのS&W Nフレームモデルガン系では最新のバージョン2準拠となっておりシルキーなトリガーフィーリングが体感できる

 

 タナカはハイパトの中でもモデルナンバー移行後のモデルを製品化。テーパードバレルや簡素化された表面仕上げ、反射防止のセレーションがないリアサイト、カウンターボアードシリンダー、ナロートリガーやセミワイドハンマーなど実銃の特徴を忠実に再現。全体のフォルムはM29に近く、同口径のM19と比べるとゴツくてタフな印象を受ける。飾り気のない質実剛健な作りは、いかにも公用向けハンドガンらしい。タナカのハイパトシリーズは、そんなハイパトの特徴と魅力を存分に楽しめる製品に仕上がっている。

 

4インチにはサービスサイズグリップが組み合わされている

 

6インチにはオーバーサイズグリップがチョイスされている

 

この銃の推しポイント!

 

 MGCやコクサイのモデルガンを知っている方からすると懐かしく、最近トイガンに興味を持ち始めた方には新鮮に映るこのモデル。アメリカンポリスが好きな方にぜひとも買っていただきたい。

 


 

タナカ
スミス&ウェッソンM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン”4インチ&6インチヘビーウエイト

 

DATA

  • 全長:235mm / 290mm
  • 全高:136mm / 140mm
  • 全幅:42mm
  • 重量:750g / 960g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:6発
  • 価格:¥38,280 /¥40,480
  • お問い合わせ先:タナカ

*データは前から4インチ、6インチ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年3月号に掲載されたものです。

 

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