2019/05/17
【P-90ステルス化計画】2 ノーマル状態の射撃音を確認する
アームズマガジンの編集・遥が、愛用の東京マルイ製スタンダード電動ガンP-90TRを無音で目立たない銃にしてみたい、という安直な発想から生まれた企画。「静粛性」の向上を目指してカスタムしていきます。
前回の記事については、こちらを参照ください。
■射撃音を確認する
東京マルイのスタンダード電動ガンP-90の射撃音は、ノーマル状態でも比較的静かな方だと言われています。さらにバリエーションモデルのP-90TRは特殊吸音材内蔵のSOCOMタイプサイレンサーが標準装備で、装着するとさらに静かになります(私の場合は取り回し重視で装着はせず人にあげてしまいましたので、ノーマルP-90とほぼ同じです)。
ここでは今後カスタム施工状態とノーマル状態を比較していくため、騒音計を使ってノーマル状態の射撃音を記録していきます。
■射撃音の測定
今回、射撃音は銃口付近と本体付近で測定(セミ、フルオート)しました。これは、銃口付近では発射音、本体付近ではメカノイズと、騒音が若干異なるのではと想定したためです。また、参考までに極めて高い減音効果で定評のあるライラクス「ナイツサプレッサーリアル」(\12,000)を装着した状態でも測定してみました。なお、測定の様子は以下に動画をアップしています。
●ノーマル 銃口付近のノイズ
セミオート平均 81.8dB
フルオート平均 88.2dB
●ノーマル 本体付近のノイズ
セミオート平均 78.5dB
フルオート平均 86.5dB
●ナイツサプレッサー装着 銃口付近のノイズ
セミオート平均 75.9dB
フルオート平均 80.0dB
●ナイツサプレッサー装着 本体付近のノイズ
セミオート平均 78.0dB
フルオート平均 83.2dB
以上の数値から、セミ、フルオートではフルオートがより大きく、また銃口付近のノイズはナイツサプレッサーリアルを装着することで劇的に静かになっていることがわかります。ナイツサプレッサーリアルは、ぜひ今後も使っていきたいですね。その一方で、本体付近のノイズはノーマル状態でもナイツサプレッサー装着状態でもさほど変わっていません。
そこで次回は「いかに本体を静かにするか」について検証していきたいと思います。
[プロフィール]
編集・遥
2000年にホビージャパン入社。「月刊アームズマガジン」編集部、「月刊ホビージャパン」編集部を経て、2017年から再び「月刊アームズマガジン」編集部に配属。