エアガン

2024/11/22

驚異の高性能で大人気!!!「東京マルイ 次世代電動ガンMP5A5」

 

これなくして現代の短機関銃は語れないヘッケラー&コックの代表作

 

 時代を問わず短機関銃の傑作と言っても過言ではないのがヘッケラー&コックのMP5シリーズである。誕生から60年近く経過した今なお法執行機関を中心に使われている。

 

 

 MP5は軍用銃の主流が短機関銃からアサルトライフルに移行しつつあった1960年代に登場した。当初は時代の流れからあまり注目されなかったが、1977年に起きたルフトハンザ航空機ハイジャック事件で西ドイツ国境警備隊(当時)GSG-9が、1980年に起きた駐英イラン大使館占拠事件でイギリス陸軍空挺特殊部隊SASがMP5を使って人質救出作戦を成功させたことから一気に注目を浴びることとなった。

 

 

マズルは1990年当時の3ラグ仕様が忠実に再現されている

 

ハンドガードなどの樹脂パーツは実物品を砕いて成分分析を行ない、それに近い樹脂を特別にオーダーして成型。コネクターは純正MS・Li-Poバッテリーに対応している

 

 MP5シリーズ誕生50周年の際、ヘッケラー&コックが事件時にMP5A3を構えたSASが建物内に突入する瞬間の写真を大々的に使ったことからも、この事件がMP5シリーズを象徴する出来事であったことがわかる。

 

実銃同様にロックと叩いて戻すことができるコッキングハンドル。アッパーフレームとコッキングチューブのつなぎ目は精密なCNC加工により境目がほぼわからない

 

ホップアップ調整ダイヤルはエジェクションポート内に搭載。ダミーボルトはBB弾の発射にあわせて前後動する

 

アッパーフレームなどの金属パーツの多くは強固な塗膜が形成される粉体塗装によって仕上げられている。フレームトップには実銃同様の刻印を再現


 東京マルイはリトラクタブルストック付きのMP5A5を次世代電動ガン化。内外装ともに完全新規で、亜鉛ダイキャスト製アッパーフレーム、アルミ製コッキングチューブ、ハンドガードやロアフレームは実物に近い強化ナイロン樹脂製。

 

M-SYSTEMの搭載により次世代電動ガン初の3バーストを実現。アンビタイプのセレクターレバーは左右貫通式

 

ロアフレームやハンドガードなどの強化ナイロン樹脂製パーツは塗装ではなくシボ加工が施されており、実銃に近い質感が再現されている

 

 専用開発されたFET内蔵のNEWバージョンメカボックスにはマイコンで制御する「M-SYSTEM」(マグネティカル・ファイア・コントロール・システム)を採用し、3バーストシュートやFET破損時の暴発防止、バッテリー電圧の監視、異常発生時の作動停止などの機能に加えて、セクターギアを常に一定の位置に停止させるブレーキ機能、万が一バッテリーを繋いだままにしてもバッテリーの過放電を防ぐスリープ機能が搭載されている。

 

専用ツールにより上下調節が可能になったリアサイト。各部の溶接痕はひとつひとつ3Dデータで作成・再現されている

 

実物同様に継ぎ目を全周溶接したスチールプレス製マガジン。装弾数は72発

 

A5特有のリトラクタブルストック。バットプレートも実物の素材に近い強化ナイロン樹脂で成型。ストックを伸ばした時のガタツキはいっさいない

 

 約300gのリコイルウエイトが反動を再現し、作動停止後コッキングハンドルを引きロックさせてからマガジンを装填、コッキングハンドルを戻すと再び射撃できる実銃同様のローディングプロセスが楽しめる。A5の他に固定ストックのA4、サイレンサー仕様のSD6がラインアップされている。

 

短機関銃としては小さすぎず大きすぎない標準的なサイズのMP5A5。マガジンキャッチはボタン式とセンターレバー式の併用なので、アンビセレクターレバーとともに利き腕を問わず操作できる

 

MP5のエアガンは今まで各社から発売されてきたものの、このモデルを超えるような実銃に近いディテールと手応え、高い実射性能を持つ製品に出会ったことがない

 

実銃さながらのリコイルショックだけではなく「M-SYSTEM」とMS・Li-Poバッテリーによるシャープでキレのある撃ち味が体感できる

 

 


 

東京マルイ
次世代電動ガンMP5A5

 

DATA

  • 全長:500mm / 660mm(ストック伸長時)
  • 重量:3,100g 
  • 装弾数:72発
  • 価格:¥71,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。

 

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