エアガン

2024/11/11

アクションアーミーAAP01シリーズを極める!「AAP01アサシン/AAP01Cアサシン ガスブローバックガン」

 

架空銃の世界を浸透させたガスブローバックガンの傑作

 

見た目と機能性を追求したユニークなコンセプトのハンドガン「AAP01アサシン」

 

アクションアーミー AAP01アサシン

 

 AAP01アサシンはブルバレル仕様のルガーMk1を彷彿とさせるフォルムが特徴的なガスブローバックガンである。架空銃ではあるものの、“銃”としての造形を崩すことなく、エアガンとして割り切ったデザインは多くのファンから愛されている。

 

アクションアーミー AAP01アサシン

 

 ルガーMk1と同様にボルト部分のみがブローバックする構造のため、撃ち応えは非常に軽快かつスピーディーで、リコイルショックはコントロールしやすい。フレーム側の操作系はグロックシリーズに近く、高い操作性を有する。加えて、ハンドガンとしては珍しくボルト後部裏側にあるセレクターを操作することでセミ・フルの切り替えが可能だ。フルオートのサイクルレートは一瞬でマガジンを空にしてしまうほど速く、火力に加えて迫力も充分に備えている。ハンドリング性能にも優れており、実用性も申し分ない。

 

アクションアーミー AAP01アサシン
ブルバレルの先端はマズルカバーを取り外すと14mm逆ネジ仕様となっており、対応するマズルオプションを追加することができる。インナーバレルは、ブルバレルの先端で固定されており、高い命中精度を誇る

 

アクションアーミー AAP01アサシン
樹脂製ロアフレームは全体的にシボ加工が施されており、チープな印象とは無縁の仕上がりとなっている。トリガーやマガジンキャッチ、ボルトリリースレバーといった操作系パーツはグロックのデザインを踏襲している

 

アクションアーミー AAP01アサシン
セーフティはフィンガーオフした状態で操作可能な位置にレイアウトされている。反対側からみて赤いインジケーターが確認できれば、発射可能な状態であることを表す

 

アクションアーミー AAP01アサシン
ボルトリリースレバーはアンビ仕様となっており、左右のどちらからでも操作が可能。マガジンキャッチボタンは左右の付け替えが可能であり、射手の利き手に依存しない

 

アクションアーミー AAP01アサシン
金属製のリアサイトとフロントサイトには集光アクリルが採用されており、視認性が高く、サイトを見失うことがない。素早く確実なサイティングが行なえる

 

アクションアーミー AAP01アサシン
グリップのテクスチャーはオリジナルであるが、滑り止め効果は高い。グリップ下部は三角にくり抜かれており、マガジン装填の有無を目視で確認しやすいため安全性も高い

 

アクションアーミー AAP01アサシン
ボルトがホールドオープンした状態。通常のハンドガンと同様に、マガジンチェンジを行なった後はボルトを手で引いてロックを解除するか、ボルトリリースレバーを下げることで発射可能な状態に復帰できる

 

アクションアーミー AAP01アサシン
セミオートとフルオートの射撃モードを切り替えるセレクターは、ボルトを後退させた状態で操作する。しっかりクリックが効いているため、ブローバックの振動で意図せずに切り替わることはない

 

アクションアーミー AAP01アサシン
グリップ後端のロックボタンを押し込むことで工具を使わずにテイクダウンできるのでメンテナンスやホップ調整がしやすい

 

アクションアーミー AAP01アサシン
アッパーレシーバーに内蔵された基幹パーツ。チャンバーに備えられたダイヤルを操作することでホップ調整可能。可動パーツが少ないためメンテナンスしやすい

 

アクションアーミー AAP01アサシン
作動に関連する各種パーツはグロックシリーズを参考にしている。シリンダー後方にはセレクターが組み込まれており、狭いスペースを巧みに生かしている

 

アクションアーミー AAP01アサシン
ロアフレームもアッパーレシーバーと同様にグロックシリーズを参考にした設計となっている。ハンマーやディスコネクター、トリガーバーといったお馴染みのパーツで構成されている

 

 メーカーから様々なドレスアップパーツがリリースされていることもあり、自分好みにカスタムできるエアガン本来の楽しみ方ができることも非常に魅力的である。実銃に存在しない架空銃ならではの割り切った商品であるからこそ、何にも縛られない自由な発想で楽しんでもらいたい。いま流行りの言い回しをするのであれば、最もパワフルで、最もプリミティブで、最もクリエイティブなエアガンはこのAAP01アサシンしか存在しない。

 

アクションアーミー AAP01アサシン

 

 

コンパクトで扱いやすくなったAAP01のバリエーションモデル「AAP01Cアサシン」

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン

 

 AAP01アサシンの人気は凄まじく、多くのエアガンショップでは売り切れが続出するほどの大ヒット作となった。後継機種であるAAP01“C”アサシンはハンドリング性能が向上した単なるコンパクト版という訳ではない。バレルが短くなったことでエアガン自体の重心が手首に近くになり、まるで手と一体になったかのような撃ち味が楽しめる。

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン

 

 バレルが短くなったことによる集弾性の低下というデメリットは感じられない。また、想像よりもフルオート時のリコイルコントロールがしやすいことも特筆すべきことだろう。他にも優れた使い勝手をそのままに、従来モデルのフィードバックを元にした4点の大きな改良点がある。①トップレールの追加 ②マズルにはアンダーレールの追加および、左右にガスポートを施したコンペンセイターの追加 ③セレクター位置の変更 ④グリップテクスチャーの変更。どれも実銃においても採用実績のあるモディファイであるのため、説得力のあるアップデートとなっている。このようなパーツ構成によるAAP01自体は実在しない架空銃ではあるものの、いかにも実在しそうなフォルムを醸し出している点も魅力と言える。

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
ショートレングス化に伴ってマズルには縦長のサイドポートタイプのコンペンセイターが設けられている。先端が黒塗りされたインナーバレルはギリギリまで延長されている

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
コンペンセイター下部に施されたアンダーレールにはウェポンライトなどが装着でき、よりタクティカルなセットアップが可能になった

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
ハンドガンにマイクロドットを搭載するカスタムが流行している。レシーバー上部に20mm規格のレールが設けられたことで、トレンドに即したカスタマイズが可能

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
グロックシリーズのようにトリガーにコッキングインジケーターの機能が備わっていないため、携行時には必ずセーフティをオンにしておこう

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
6mmのBB弾を発射することを意味する刻印が、ボルトキャリアに刻まれている。こうした遊び心は架空銃ならではのものである。上下のレシーバーに施されたシボ加工は重厚感を醸している

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
ボルトキャリアを後退させた状態で、ホップ調整ダイヤルにアクセスすることができる。少々奥まった位置にダイヤルが配置されているため、素手でダイヤルを操作した方が細かな調整を行ないやすい

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
グリップのテクスチャーは従来型よりフラットなパターンに変更された。三角窓はオミットされ側面には「SHINOBI(忍者)」という文字が追加されている

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
グリップ背面のテクスチャーはオリジナルの鱗状のパターンとなっている。下部に設けられた穴には脱落防止のランヤードを装着することが可能

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
集光アクリルが搭載されたアイアンサイトは従来型から承継されている。トップレールはアイアンサイト単体でも運用ができるように凹んだ形状をしている

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
ボルトキャリア後端はアップデートが施された。セレクターがボルトエンドに露出したことでボルトキャリアを後退させることなくセレクターが操作できるようになった

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン
装弾数26発のマガジンはグロックのマガジンをモチーフに設計されている。海外メーカー品であるが、注入バルブが日本仕様となっているためガスが注入しやすい

 

 従来モデル向けに製造されているカスタムパーツの互換性もあるため、“ぼくのかんがえたさいきょうのえあがん”を具現化させる環境は既に整っている。秋の長夜、自分だけの世界に浸りながら、オリジナルガンを製作してみるのはいかがだろうか。腕に自信のあるユーザーは塗装にも挑戦して、自分だけの世界観を表現してみてほしい。

 

アクションアーミー AAP01Cアサシン

 

アクションアーミー AAP01アサシン ガスブローバックガンシリーズ
フルート入りブルバレルが特徴の従来型と、ショートレングス化に伴ってコンペンセイターが取り付けられた後継機。どちらも架空銃ではあるが、どこかで実在するかもしれない、と思わせるデザインとなっている

 


 

アクションアーミー
AAP01アサシン ガスブローバックガンシリーズ

 

DATA

AAP01アサシン ガスブローバックガン

  • 全長:230mm
  • 重量:650g
  • 装弾数:23発
  • 価格:オープン

 

AAP01Cアサシン ガスブローバックガン

  • 全長:185mm
  • 重量:676g
  • 装弾数:23発
  • 価格:オープン

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。

 

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