エアガン

2023/12/03

SVDのモダンバージョンをETU搭載で再現「LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン」

 

AKベースのセミオートスナイパーライフル

 

 モシンナガン狙撃銃の後継として1963年に制式採用されたセミオートスナイパーライフルのSVD。AKシリーズを参考としつつモシンナガンと同じ7.62mm×54R弾を使用し、純粋なスナイパーライフルというよりも現在で言うところのDMR(ディジグネイテッド・マークスマン・ライフル)のような分隊支援火器的な役割を持つ銃である。そのため専用の着脱式スコープに加えてアイアンサイトも標準装備されている。

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン

 

 SVDはAKシリーズと同じくエアガンでも人気があり各社からリリースされている。AKシリーズを多数ラインアップしているLCTエアソフトからも近年、SVDが電動ガンで発売され、CNCスチール削り出しのレシーバーを採用するなどリアルな外観から人気を博している。

 

 

SVDのモダンバージョンをETU搭載で再現

 

 そんなLCTエアソフトのSVDシリーズにSVDSが加わった。SVDはグリップ一体型のスケルトンタイプのストックだが、SVDSは独立したピストルグリップとフォールディングストックが装着されているのが大きな特徴。ブラックアウトされた外観はまさにSVDのモダンバージョンである。

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
SVDといえば横長なスリットが入った通称SVDハイダーが有名だが、このモデルではフロントサイトベース一体型のラッパ型ハイダーが付属している

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
AKシリーズのようなガスブロックにはガスレギュレーターが備わっている。その後にあるのはハンドガードキャップを固定するためのロックレバー

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
CNCスチール削り出しのレシーバー。ボルトハンドルやセーフティレバーはAKシリーズと同じ右側に備わっている

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
ボルトを後退させるとホップアップ調整用ダイヤルが現れる

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
レシーバー左側にはSVD専用スコープを装着するためのマウントベースが設けられている

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
モダンバージョンにふさわしいブラックカラーの高強度ナイロン樹脂製ハンドガード

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
ハンドガードキャップを固定しているロックレバーを倒してハンドガードキャップを前方にずらすと外れてハンドガードが分割できる。バッテリーコンパートメントはハンドガード内に設けられている

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
AKシリーズと同じタンジェントタイプのリアサイトが付属している。バックアップの簡易的なものではなくこのままでもしっかり狙える

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
AKシリーズに比べてやや短くて太いSVDS専用ピストルグリップ

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
チークパッドが標準装備されたトライアングルタイプのフォールディングストック。AKシリーズとは異なり本体右側に折り畳まれる

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン
SVDシリーズ専用のスチールプレス製マガジン。装弾数は55発。オプションで装弾数90発のミッドキャップタイプもある

 

 外観だけではなく専用のギアボックス内にはLCTエアソフト初となるETU(電子トリガーシステム)が標準装備されている。ETUによってセミオートのレスポンスが向上し、セミオートの多用によるスイッチ焼けなどのトラブルが防げる。セミオートオンリーのSVDにとってこれはありがたい。
 定評のあるリアルさに加えてエアガンとしての実用性も手に入れたSVDS。セミオートスナイパーライフルが欲しい方にお薦めの1挺だ。

 

LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン

 


 

LCTエアソフト
SVDS ETU電動ガン

 

DATA

  • 全長:875mm/1,135mm(ストック展開時)
  • 重量:4,100g
  • 装弾数:55発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:LCTエアソフト

 

※物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年1月号に掲載されたものです。

 

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