エアガン

2023/01/15

5.56mm×45弾仕様のHK33をリアルに再現「LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン」

 

G3をベースに弾薬をM16と共通化したHK33

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン

 

 見た目にヘッケラー&コックのアサルトライフルであることがわかるHK33。実銃のヘッケラー&コックHK33はM16と同じ5.56mm×45弾を使用するが、発射方式にはG3やMP5に採用されているローラーロッキング方式を導入しており、G3をそのままダウンサイジングしたかのような外観となっている。G3やMP5とともにヘッケラー&コックのウェポンシステムの一角を形成している。

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン

 

 今となっては当たり前となっているストックやハンドガードなどのモジュール化を積極的に行ない、ユーザーサイドが使用環境に応じてセットアップできる。HK33はトルコやミャンマーなど海外で多数ライセンス生産されており、それらの中でもアメリカのハーリントン&リチャードソンのT223はベトナム戦争時にアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズが使用していたことで知られている。
 HK33には複数のバリエーションが存在するが、その中でもいわゆるマイクロカービンモデルにあたるのがHK53だ。カービンモデルよりもさらに短く、バレルとハンドガード、コッキングチューブがMP5のそれとほぼ同じ長さまで短くされているのが特徴だ。HK53はサブマシンガン並みのコンパクトさと強力なファイアパワーからイギリスのSASをはじめとした各国の特殊部隊で採用された。

 

優れたプレス加工技術を活かしてリアルに再現

 

 LCTエアソフトはLC-3シリーズ同様、レシーバーをスチールプレスで再現。実際に手にすると、いかにもLCTエアソフトが生み出すエアガンらしい質感・重厚感と、ポリマー製パーツを多用した現代のアサルトライフルにはない鉄砲らしさを漂わせる。パッと見では実銃を区別がつかないほど外観の完成度は高い。

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
重厚感漂うスチールプレス製のレシーバー。セレクターレバーはS(セーフ)、E(セミオート)、F(フルオート)となっている

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
フロントセクションの形状は細身のバレル以外はほぼG3と同じ。フラッシュハイダーはスチールからの削り出し

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
MP5と共通のエルゴノミックデザインのトリガーグループ。グリップはモーターが内蔵されているにもかかわらず握りやすい

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
ワイドタイプのハンドガードを標準装備。オプションのバイポッドが装着できる

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
G3シリーズ同様、コッキングレバーはロックすることが可能。この動作に憧れるマニアも多いはず

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン
複雑な形状のマガジンもレシーバー同様スチールプレス製。装弾数は100発

 

 バリエーションは固定ストックのA2とリトラクタブルストックのA3がある。オーソドックスな電動ガン(AEGタイプ)のほかにリコイルショックが体感できるEBBタイプも用意されている。ちなみにLCTエアソフトはHK53をモチーフにしたLK53もラインアップしている。オールドユーザーのみならず若い方にもHK33の持つ魅力をこのモデルを通して味わってほしい。

 

LCT Airsoft LK-33A2 電動ガン

 


 

LCT Airsoft
LK-33A2 電動ガン

 

DATA

  • 全長:929mm
  • 重量:4,080g
  • 装弾数:100発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:LCTエアソフト

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年1月号 P.50~51をもとに再編集したものです。

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