エアガン

2023/08/15

サバゲーで使えるシューティングポジションを学ぼう!!【初心者向け】

 

 地形や環境、戦況が一定ではないサバイバルゲーム。敵を狙う際は、その状況に応じた姿勢に変えることで、より効果的に射撃を行なうことができる。今回はサバゲーで使える射撃姿勢、シューティングポジションを解説。そして、姿勢を維持するための体幹を鍛えるトレーニングを紹介する。

 

ステンディング

 

 立ったままで構えられるスタンダードな構え方。右で構える場合は左手、左足を前に出し、身体は正面を向き、やや前傾姿勢を取る。

 

スタンディングはサバゲーやシューティングでもいちばん使われるポジションだ。爪先は正面を向くようにする

 

ニーリング

 

 片膝立ちで構えるポジション。被弾面積が小さく、安定性と即応性にも秀でている。物陰に隠れて射撃する際にお薦めだ。スタンディングの姿勢から上半身を崩さず、立ち位置もずらさずに膝を曲げて、その場に片膝をつく。

 

遮蔽物が多い状況ではよく使用する姿勢だろう

 

膝をついている​​​​​​側の足首の位置は2種類ある。足首を立てておくと、安定性には欠けるがすぐに立ち上がることができる

 

足首を寝かせると即応性は低くなるが、より安定した射撃姿勢が取れる。状況に応じて使い分けよう

 

両膝をついた状態で構えるやり方もある。こうすると即応性は低くなるがより安定する

 

シッティング

 

 地面にしっかり腰を下ろす射撃姿勢。スタンディングやニーリングに比べて安定した射撃ができる。あぐらのほか、体育座りなどで行なうこともある。

 

あぐらの場合、膝の上に肘を載せることで安定した射撃を行なうことができる。その際、筋肉の上に肘を載せるのではなく、骨格の上に載せることを意識しよう

 

プローン

 

 スナイパーでおなじみ、地面を伏せる射撃姿勢。機動性はないが、もっとも安定した射撃を行なうことができる。また正面から撃ち合う場合、身体を晒す面積が少なくなる。高所を取った際にお薦めの射撃姿勢だ。

 

プローンの際は足首を寝かせて地面に密着させる

 

足首を寝かせるのは、踏まれた際のケガ防止のため。また実銃の場合はリコイルを地面に逃がすための措置だ

 

正しく構えると、被弾面積を圧倒的に小さくできる

 

 

安定した射撃のためのトレーニング法

 

 どんな姿勢でも安定した射撃ができるように、体幹を鍛えるトレーニングを紹介しよう。5m程度の近距離に置いたペーパーターゲットに向かって、断続的にセミオート射撃をしながらスタンディング→ニーリング→スタンディングとポジションを変えていく。撃ち終えて、どれだけ集弾を乱さず射撃できたかを確認しよう。

 

スタンディングからスタート。はじめのうちは、射撃速度は1秒間隔ぐらいで大丈夫だ

 

射撃を続けながら徐々にしゃがみ込んでいき…

 

ニーリングの体勢に

 

そこから再度立ち上がり、射撃を続けながらスタンディングに戻る

 

慣れてきたら連射速度や、体勢を変える速度を上げてみよう

 

参考までに、ブースカ師匠の記録を見てみよう。ほぼ着弾が乱れず、すべての弾が的に収まっている

 

 射撃は一朝一夕で身に着くものではない。トレーニングを重ね、どんな姿勢でも的確に射撃できるようになろう。

 

TEXT:ポスカ

監修:毛野ブースカ

撮影協力:東京サバゲパーク http://tokyosabagepark.jp/

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年9月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×