2021/12/13
新世代サバゲーツール『B2i』を使ってサバゲー&シューティングを遊び倒す!!
前回は業界注目の赤外線サバゲーツール「B2i」の紹介と性能実験を行なった。しかしせっかくのサバゲー用ツールなのだから、サバゲーで使わねば! ということで、今回はB2iを使って実際にサバゲーを行なった模様をお届けする。
B2iでサバイバルゲーム!
さて、今回実際にB2iサバゲーを体験するにあたって、前回に引き続きサバイバルゲームフィールド『バトルシティー』をお借りし2on2のチーム戦で行なうこととした。前回性能検証でも活躍した津軽太郎氏と筆者(ポスカ)でAチームを結成、Bチームにはたまたま通りかかった編集部の珈琲氏と月刊アームズマガジンでもおなじみのライター、Ghost in the Dark氏を無理やり押し込んだ。なお、さすがにフィールド全域を4人で使うのは広すぎるので、セーフティ近くの大通りと建物が混在するエリアのみに限定。ロングレンジとクロスレンジの両方が発生するようにした。なお、ルールは5分間のカウンター戦だ。
ゲームスタート!
それではいざ、ゲームスタート!
開幕ダッシュを決めようと飛び出すポスカ。しかし、それを完璧に読んだGhostに冷静に撃ち抜かれてしまった。はい、1ヒット目。
即落ちした後輩とは対照的に、敵陣深くまで入り込んだ津軽太郎。迫りくる足音に耳を澄まし、見事な角待ちを決めてくれた。
さて、既に開幕直後で2ヒットとアグレッシブな試合展開となった。その後も両チーム入り乱れての乱戦が続いていく。
いきなり出鼻を挫かれたポスカだったが、さすがに学習したのか射線の通りやすい大通りは避けて壁伝いに進んでいく。すると敵陣奥に入り込んだ津軽太郎を探すGhostを発見した。コソコソと狙いをつけて…ズドン。さっきの意趣返しか、Ghostからヒットを取り返した。
実は、このヒットがこのゲーム中最長距離(約50m)からのヒットであった。まさかのロングキルだが、これはひとえにB2iの性能がもたらした戦果である。
ポスカのラッキーヒットをよそに、珈琲もフィールドを走り回っていた。もともとハンドガンナーを自称し、軽装備で駆け回るプレースタイルが信条の珈琲であるが、今回は特に素早い。息苦しく重いマスクやゴーグルなどが必要なく、身一つで戦えるB2iサバゲーはかなり動きやすいのだ。
そうして大胆に動き回ったところ、ヒットを取ってすっかり油断しているポスカを発見。いざ撃ち抜かんとするものの、等倍サイトにハンドガンでは照準が定めにくい。ようやく狙われていることに気づいたポスカは慌てて逃げ出した。
すると再び珈琲からヒットを取らんと、津軽太郎がこれまた大胆にカバー裏に迫る。しかしさすがの危機察知能力というべきか、珈琲は寸前で見事に射撃を回避した。
バリケードを挟んでのにらみ合いとなった両者。じりじりと距離を詰めた津軽太郎が先に仕掛けるも、珈琲が素早くそれに反応。今度は津軽太郎からヒットをもぎ取った。鮮やかなカウンターだ。
その後も両チームヒットを取り・取られの乱戦となりあっという間に5分が過ぎた。気になる勝敗だが、カウンターは両チームともに29を示していた。まさかの引き分けである。
今回のB2iサバゲーで感じたのは、参加者が皆大胆に動くということ。BB弾と違い当たっても痛くないので、ぐんぐん前に出ていけるのだ。また、一方でロングレンジでは高度な読み合いが発生した。引き金を引けば即着弾するB2iでは、敵が来る場所を読んで狙っておくいわゆる「置きエイム」が非常に強力。開幕ヒットを取ったGhost氏のように冷静に敵の心理を読めるプレイヤーは大活躍できるだろう。
総じて、通常のサバゲーよりも試合展開が早く、競技性が強いのがB2iサバゲーではなかろうか。それでいて被弾の怖さがないので敷居が低く、「サバゲーをやってみたいけどちょっと怖い…」なんて考えている初心者の入門編にもうってつけだ。初心者にも優しいシンプルさと、上級者も熱中できる奥深さ。どちらも兼ね備えたB2iは、まさに次世代サバゲーの体現者と言えよう。
B2iでターゲットシューティング!
実は、B2iの使い道はサバゲーだけではない。受信機を台の上などに設置することで、簡単に的当てを楽しむこともできるのだ。BB弾でのシューティングと違い跳弾の危険などもなく、どこでも誰でも手軽にチャレンジできるB2iシューティングは初心者がエアガンに触れてみるのにうってつけ。ということで、今回は「月刊アームズマガジン2022年1月号」でもモデルを務めてくれた日向葵衣さんをお招きして、B2iでシューティングを体験してもらった。
エアガンには初めて触れるということだったが、いざ挑戦してもらうとこれがもう当たる当たる。とても初めてとは思えない射撃センスで、思わず見とれてしまうほどだった。
ここまでセンスがあるならばせっかくだからと、タイムアタックにも挑戦してもらった。合図と同時に3つのターゲットを好きな順番で撃つシンプルな内容だが、焦るとなかなか当たらなかったりする。日向さんのタイムはどんなものだろうか?
結果はなんと1.72秒。かなりの速さにスタッフ一同驚きと感心の声が漏れてしまった。日向さん自身もとても楽しかったとのことで、嬉しいことにサバゲーにも挑戦したいと話していた。
このように、B2iシューティングは初めてエアガンに触れる方にも楽しんでもらえる。「いきなりサバゲーは敷居が高いな…」と感じている人にも射撃の楽しさを味わってもらえるので、布教活動にももってこいだ。
サバゲーだけでなく、幅広いターゲットにエアガンの魅力を楽しんでもらえるB2i。今後ますますの発展を目指していくとのことで、非常に楽しみな次世代ツールである。
TEXT:ポスカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:日向葵衣
撮影協力:バトルシティー