エアガン

2023/08/23

アメリカ海兵隊が求めたカスタム要素を満載「東京マルイ M.E.U.ピストル」

 

“USMCトイガン”をピックアップ

 

 独立した軍隊であるアメリカ海兵隊U.S.MARINE.CORPS.(USMC)は、任務の特性上アメリカ陸軍が制式採用した銃器を中心に独自に採用している銃器もある。それらアメリカ海兵隊を支えてきた銃器たち、いわゆる“USMCウェポン”はトイガンでも多数再現されている。ここでは月刊アームズマガジン2023年8月号と2023年9月号のアメリカ海兵隊特集と連動し、米海兵隊の銃器を再現した“USMCトイガン”をピックアップしていく。今回は「東京マルイ M.E.U.ピストル」を紹介しよう。

 

 

 

究極の“プロフェッショナル・ツール”といえる1挺

 

東京マルイ M.E.U.ピストル

 

 「MEUピストル」は1980年代半ばにMEU(アメリカ海兵隊・海外遠征部隊)が組織された時に採用された。当時ベレッタM9が採用されていたが、海兵隊はこれを拒否。M1911A1をベースにカスタムした「MEUピストル」を採用した。カスタム作業は海兵隊クアンティコ基地内にあるRTE(ザ・ライフル・チーム・エクィプメント・リペア・ショップ)によって行なわれた。

 なおMEUピストルは主にアーリーモデルとレイトモデルに大別できる。ちなみに東京マルイのM.E.U.ピストルはレイトモデルを再現したものである。スプリングフィールドアーモリーカスタムショップが作ったプロフェッショナルモデルをRTEが納入後に再度カスタマイズしたもので、カスタマイズされた箇所はフロントセレーションの追加、アンビセーフティの装備、パックマイヤー製ラバーグリップの装備、ランヤードリングの追加などが挙げられる。

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
アーリーモデルにも見られるフロントセレーションは納入後にRTEによって施されたもの

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
ドーブテイルタイプタイプのフロントサイトは反射防止のセレーションが刻まれている

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
レイトモデルはスプリングフィールドカスタムショップのプロフェッショナルモデルがベースになっている

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
実銃のバレルは高精度なNOWLIN製がチョイスされている

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
ノバックとの正式契約によりリアルな刻印が入れられたノバックサイト

 

東京マルイ M.E.U.ピストル
アーリーモデル同様、パックマイヤーのラップアラウンドグリップとランヤード付きメインスプリングハウジングが装着されている

 

 アメリカ軍の中でも極めて危険な任務に当たる海兵隊員の求めるカスタマイズが詰まったMEUピストル。まさにこれ以上ないプロフェッショナルのためのピストルとなっている。

 

東京マルイ M.E.U.ピストル

 


 

東京マルイ
M.E.U.ピストル

 

DATA

  • 全長:223mm
  • 重量:843g
  • 装弾数:28発
  • 価格:¥19,580
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年8月号に掲載されたものです。

 

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