2023/03/31
火力特化デザインのオリジナルエアガン「東京マルイ 電動ショットガン SGR-12」
東京マルイが開発したオートマチックショットガン
東京マルイの電動ショットガンシリーズ第2弾のSGR-12はオリジナルデザインとなっているが、このデザインに影響を与えたのは実銃のAA-12オートマチックショットガンだというのは外見から見て取ることができる。
AA-12は2005年に登場したフルオートマチック射撃が可能なショットガンだ。子供が書いたライフルの絵をそのまま立体化したようなシンプルな外装のショットガンだが、オープンボルト方式によるAPIブローバックシステムを搭載することにより、リコイルショックを軽減して12番ゲージショットシェルを毎分300発で連射できるという驚異的な性能を持っている。こういったAA-12の持つ特徴をSGR-12では電動ショットガンとして3発同時発射機能に落とし込み、その凄まじい連射能力を再現している。
大柄サイズながらも取り回しのよい優れた設計
現代的なM-LOKハンドガードや20mmレールを各所に備えたSGR-12はオリジナルデザインという利点を活かして大柄ながら扱いやすいモデルに仕上げられている。一体型のアルミ製フルメタルレシーバーとハンドガードを装着し高い剛性を確保しつつも、随所には適切な肉抜き加工が施されており重量は4.4kgに抑えられている。
見た目は大きくて重そうに見えるが、重量配分が均等にされていることから取り回しは楽に行なえる優れた設計となっている。女性ユーザーなどでも苦労せずに使えるだろう。ハンドガードにはM-LOKスロットを介して必要に応じてアクセサリーパーツを装着できるほか、ハンドガード自体が細身となっているのでしっかりと握り込んで射撃ができる。また、グリップがスタンダードM4タイプと互換性があるものになっているので、ユーザーが好みのものに変更できるというのも嬉しいポイントだ。マガジンキャッチレバーやスリングスイベルがアンビとなっており、機能面においてもデザインと利便性を両立させている。
内部メカは電動ショットガンシリーズ共通のメカボックスを搭載。FET制御による3発同時発射が可能となっており、フルオート射撃では秒間30発という圧倒的な連射速度を楽しむこともできる。3本のインナーバレルはそれぞれ独立しており、ホップアップを個別に調整できるのも魅力的だ。
大柄な外見というだけで敬遠されがちなSGR-12だが、もしまだ手に取ったことがないユーザーにはぜひ一度撃ってその魅力を感じてみてほしい迫力満点のフルオートショットガンである。
東京マルイ
電動ショットガン SGR-12
DATA
- 全長:730mm
- 重量:4,400g
- 装弾数:96発
- 価格:¥76,780
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年4月号に掲載されたものです。
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