2022/11/06
パワーソース対決!! 電動 VS ガス VS エアコキ
それぞれの魅力を確かめる
エアガンの中でどのパワーソースが一番優れているのか、それは誰もが気になることだろう。コスパでいえばエアコキだが、安定した射撃性能は電動、リアルな外観ではガスブロ――どれも一長一短があり、一概には決められない。そこで今回は3種類のベレッタを用意。それらの性能をテスト、比較してみた。
使用銃一覧
東京マルイ
M9A1
電動ハンドガン
DATA
- 全長:215mm
- 重量:685g( 空のマガジン&バッテリー装着時)
- 装弾数:30発
- 価格:¥17,380
東京マルイ
U.S. M9ピストル
ガスブローバックガン
DATA
- 全長:216mm
- 重量:944g( 空のマガジン&バッテリー装着時)
- 装弾数:26発
- 価格:¥18,480
東京マルイ
M92F ミリタリーモデル
【ハイグレード/ホップアップ】
エアコッキングガン
DATA
- 全長:217mm
- 重量:384g
- 装弾数:22発
- 価格:¥3,850
飛距離を確かめる
最初にそれぞれのエアガンがどれだけBB弾を飛ばせるかを測る。射手は毛野ブースカが担当。20m、30m、40mにスタッフを配置し、5発ずつ撃ってそれぞれ何発当たるかを検証する。その際、発射音の聞こえ方もチェックする。なお、使用BB弾は電動、ガスは0.2g、エアコキは0.25gを使用した。
結果
命中精度を測る
続いて命中精度。8mの距離から的を狙い、どれくらい弾がまとまるかを確認する。射手は代わって珈琲。10発の射撃でその命中精度を検証する。なお、使用BB弾は電動、ガスは0.2g、エアコキは0.25gを使用。
結果
- 電動ガン
- ガスブローバックガン
- エアコッキングガン
機動力&命中精度を試す
続いてはシューティングコースを設定し、それぞれでタイムを計測する。これは撃ち方や足の速さ、射撃能力などの総合力でタイムが左右するため、スタッフ全員で比較検証を行なった。
結果
- 津軽太郎
- 電動ハンドガン:18.46秒
- ガスブローバックガン:15.62秒
- エアコッキングガン:33.12秒
- ポスカ
- 電動ハンドガン:14.12秒
- ガスブローバックガン:14.58秒
- エアコッキングガン:22.94秒
- 珈琲
- 電動ハンドガン:13.57秒
- ガスブローバックガン:16.21秒
- エアコッキングガン:15.69秒
- 毛野ブースカ
- 電動ハンドガン:11.05秒
- ガスブローバックガン:13.33秒
- エアコッキングガン:20.52秒
連射速度を計測する
最後のテストとして10発を撃ち切るのにどれくらい時間がかかるかを計測する。それぞれのハンドガンに10発を装填、チャンバーはクリアの状態で手に保持する。それを発砲開始してから終了するまで、どれくらいの時間を要するかを計測する。電動ガンはセミオートのみ。射手はポスカが担当。
結果
- 電動ハンドガン:3.77秒
- ガスブローバックガン:3.12秒
- エアコッキングガン:13.27秒
結果、最速だったのはガスブローバックガンだ。電動ガンはギアが可動するのにわずかに時間がかかるため、そこがタイムロスに繋がったようだ。エアコッキングガンは逐一コッキングするため、13秒少々必要になる。だが、裏を返せば、1発撃ってから再装填するまでに最低1.3秒はかかるということになる。対エアコキ戦の参考にしていただければ幸いだ。
まとめ
このパワーソース対決では命中精度や機能性に焦点を当てれば、明らかに電動ハンドガンに軍配が上がる。だが、ガスブロもそれに伍する性能を持ち、エアコキも意外な魅力を発掘することができた。もし機会があれば、皆さんもぜひテストをしてみてその魅力を比べていただければ幸いだ。
TEXT:珈琲
撮影協力:ビレッジ1
この記事は月刊アームズマガジン2022年11月号 P.50-53をもとに再編集したものです。