エアガン

2022/04/10

【長持ちのコツ】エアガンを使う前にチェックする4つのポイント【ハンドガン編】

 

使う前にエアガンをチェックしよう!!

 

 春を迎えて暖かくなった今日この頃、気温も上がってガスブローバックガンも快調に動くようになった。だが、冬の間はしまっていたエアガン――もしかしたら、どこか不調になっているかもしれない。いざエアガンを撃とうとして動かなかったら、折角のサバゲーのモチベーションも下がってしまう。

 そうならないために今回はガスブローバックのハンドガンを使う前にチェックしておきたいポイントを紹介しよう。ぜひ使う前のメンテナンスの参考にしていただければ幸いだ。

 


 

ネジの締め具合の確認

 

 エアガンは様々な場所にネジが使われており、使っているうちにブローバックの衝撃などで徐々にずれていく。それを締め直すことを「増し締め」という。たとえば、グリップスクリューは長期間使ってくると自然と緩み、ネジが脱落することも。毎回ではなくても、思い出したら確認したい場所だ。

 

スクリューに合った工具(マイナスドライバーや六角レンチなど)で締め直そう

 


 

フロント/リアサイトの装着状態

 

 サバゲーで激しく動いているといつの間にか脱落しているのが、フロントサイトやリアサイトだ。ハイキャパD.O.Rのようにドーブテール式で横から押し込んで固定されているフロントサイトの場合、左右にズレてしまうことがある。ズレたままだと正確に狙えないばかりか最悪の場合紛失してしまう。しっかり固定され、かつセンターにあるか確認しよう。

 

ハイキャパD.O.Rのように外側からネジで固定されているリアサイトの場合、ネジが締め込まれているか確認しよう

 


 

インナーバレル&パッキンの汚れ具合

 

 インナーバレルは主に内部が汚れるので分解して確認する。頻繁に行なわなくてもパフォーマンスは維持できるが、汚れていると感じたら掃除しよう。しばらく撃ってなかったり、長期間保管する前に掃除するのがお薦めだ。

 

パッキンは汚れと摩耗具合を確認する。摩耗が酷い場合は交換しよう

 


 

マガジンフォロアーの状態

 

 マガジンフォロアーの可動状態だけではなくBB弾が装填される部分が汚れていないかも確認する。汚れていた場合、パッキン内に汚れが溜まり、命中精度や飛距離が低下する原因になる。アウトドアでよくエアガンを使う人は必ずチェックしておきたいポイントだ。

 

汚れていたらマガジンフォロアーを下げながら綿棒などを使って拭き取る

 


 

他に気をつけたい場所

 

 以上の4点は使っているうちに汚れる、あるいは緩んでしまう場所なので、しばらくエアガンを使っていなかった際に必ずチェックしておきたいポイントだが、もちろん他にも確認したい部分もある。余裕があれば以下のポイントも確認しよう。

 

  • シャーシを固定しているピンの装着状態
  • シャーシ内部のネジの締め付け具合
  • スライドの状態(溝が汚れていないか、破損していないか)
  • マガジンバンパーの状態(破損していないか)
  • マガジンリップの破損状態
  • マガジンボトムとガス注入バルブの締め付け具合

 

可動部分を拭き上げるだけでも効果はある

 

 編集部の1人も先日赴いたサバイバルゲームでリアサイトを脱落させるという失態を犯してしまった。幸いにもすぐに見つかったものの、「転ばぬ先の杖」ではないがメンテナンスをしておけば、こうした予期せぬトラブルを未然に防ぐことができる。エアガンを使う際はぜひ以上の項目をチェックしていただければ幸いだ。

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 


 

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