エアガン

2022/11/04

分隊支援火器の傑作MINIMI Mk1を再現「Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン」

 

分隊支援火器の傑作「MINIMI」

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン

 

 LMGよりも軽量で可搬性に優れ、NATO標準弾の5.56mm×45弾を使う分隊支援火器(SAW=Squad Automatic Weapon)としてFNハースタルが開発したFN MINIMI(フランス語でMini Mitrailleuse=ミニマシンガンの略)。

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン

 

 1984年にアメリカ軍にM249 SAWとして制式採用され、Mk1、Mk2と改良が施され、2013年に登場した最新型のMk3はパーツの交換によって7.62mm×51弾が撃てるようになっている。また、自衛隊にも「5.56mm機関銃MINIMI」という名称で1993年から制式採用されており、住友重機械工業がライセンス生産を行なっていた。ちなみに自衛隊仕様は固定ストックのMk1をベースにバレル上部にヒートカバーが装着され、レシーバーカバーのマウントベースが付属していないのが特徴だ。

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
LMGクラスとしては細身のテーパーがかかったバレル。フロントサイトベースを兼ねたガスブロックにはガスレギュレーターが備わっている

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
Mk1を象徴する左右張り合わせ式の樹脂製ハンドガード。バイポッドはハンドガード下部に格納される

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
レシーバー左側には実銃同様にFNハースタルとモデル名、シリアルナンバーがマーキングされている

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
実銃のMk1にはマウントベースは装着されていないのだが、Classic Armyは汎用性を高めるためにマウントベース付きレシーバーカバーが付属している

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
自衛隊仕様にも採用されているパイプ型のストック。ショルダーレストは実銃同様に起こすことができる

 

1980~90年代の米軍装備をするには欠かせないMk1を再現!

 

 海外メーカーの中でも老舗のClassic ArmyはMINIMIシリーズを早くから電動ガン化しており、今回はシリーズの中でもベーシックなMk1をピックアップ。アクセサリーレールが付属しない左右張り合わせ式のハンドガードや伸縮可能なバイポッド、SAWタイプのグリップ、2本のパイプを組み合わせた固定ストックなど、自衛隊仕様のベースとなった初期型のMk1のスタイルを再現。発射モードは実銃同様フルオートオンリー。マガジンはスタンダード電動ガンM4用と共用できる。

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
実銃同様に機能するリアサイト。上下調整はストック側のノブ、左右調整はバレル側のノブを回して行なう

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
3段階に伸縮可能なバイポッド。折り畳む時は左右の足を閉じながら回転させる

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
MINIMIのアイコンとなっているSAWタイプのグリップ。グリップ上部にはクロスボルト式のセーフティが備わっている

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
バッテリーコンパートメントはハンドガード内部に設けられており、バッテリー交換はバレルを外して行なう

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン
仕様弾が同じM16のマガジンが使えるのがMINIMIの特徴のひとつ。このモデルには装弾数300発のハイキャップマガジンが付属している

 

 シンプルな外観は今見ると新鮮だ。Classic ArmyはMk1以外にもMk2やPARAモデル、Mk46もラインアップしている。Mk1は1980~90年代のアメリカ軍装備にこだわる人にうってつけだ。

 

Classic Army M249 MINIMI Mk1 電動ガン

 


 

Classic Army
M249 MINIMI Mk1 電動ガン

 

DATA

  • 全長:1,045mm
  • 重量:6,600g
  • 装弾数:300発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:原つむぎ(Tsumugi Hara)
PHOTO:須田壱
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ユニオンベース

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年12月号 P.114~115をもとに再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×