2022/05/14
ユージン・ストーナーが開発に携わったLMGを再現「ARES KACストーナーLMG電動ガン」
あのユージン・ストーナーが開発に携わった、ナイツが誇るLMGを再現
ARES
KACストーナーLMG電動ガン 2020バージョン
DATA
- 全長:820mm/890mm(ストック伸長時)
- 重量:4,570g
- 装弾数:1,500発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp
ナイツアーマメントの製品群の中でも異色の存在であるKACストーナーLMG(ストーナー96)。M16の生みの親であるユージン・ストーナーが晩年開発に携わり、ストーナーの死後はナイツアーマメントがその意思を引き継いで完成させたのがこのモデルだ。ちなみに、ベトナム戦争時代にネイビーシールズが使用したことで有名なストーナー63はアサルトライフルからLMGにコンバートできるウェポンシステムとして開発されており純粋なLMGではない。ナイツ版のストーナーLMGは、同じ5.56mm×45弾を使用するFN M249 MINIMIに比べて軽量・コンパクトなのが特徴。発射方式はロングストロークピストン・ガス圧作動式、給弾方式はベルトフィード式、バレルがワンタッチで交換可能だ。現在は発展版の「LAMG(ライト・アサルト・マシンガン)」がラインアップされている。
ARESは他社に先駆けてナイツ版ストーナーLMGを電動ガンでモデル化。今回、主に電装系をグレードアップした最新版が登場した。従来型では銃本体内にバッテリーを収納していたが、最新版ではボックスマガジン内に収納。ボックスマガジンを装着すると銃本体下部にある端子とボックスマガジン上部の端子が接触、銃本体に電源が供給される仕組みとなっている。バッテリーは給弾用の電源も兼用している。従来型に比べて使い勝手、機動性が向上しており、エアガンにもストーナーの開発コンセプトがしっかり反映されているのが実感できる。LMGが欲しい方にお薦めしたい1挺だ。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年5月号 P.44~45をもとに再編集したものです。