2022/04/20
検証!! 「凸砂」トライアルに挑戦【突撃!! スナイパー塾】
スナイパーとは身を隠し、遠方から狙い撃つもの…。そんな常識に真っ向から抗い、ロマンを追い求める傾奇者たちがいた。射線さえ通りゃ戦況次第で突撃する命知らず。人は彼らを「突撃スナイパー」と呼んだ…。
凸砂トライアルに挑戦!
前回は突撃スナイパー、略して凸砂について解説したわけだが、「解説してオワリッ!」では専門誌の名折れでは? と思ってしまう。ここはアームズマガジンらしく体当たりでトライアルに挑戦しよう! ということで、「凸砂ならではの要素」が求められるコースを設定し凸砂の有用性、面白さを検証してみた。参加者は以下の5人だ。
トライアル参加者
アームズマガジンの生ける伝説たち
毛野ブースカ
ボスゲリラ
編集部の雑兵ども
珈琲
津軽太郎
ポスカ
ステージ1
ノンストップで駆け抜けろ! 近距離スナイプシューティングマッチ
ステージ1はシューティングマッチ形式で凸砂に求められる要素を追体験するタイムトライアルだ。
図のコースを駆け抜けながら、途中に配置されたターゲットを射抜いていく。進む方向はほぼ一本道だが、起伏があったり室内を狙い撃たなければならなかったりと一筋縄ではいかない。機動力・体力・射撃センスのすべてが問われるステージとなっている。
①:開始の合図とともに、スタート地点から1番ターゲットを撃つ。このコース最長距離での射撃となるので、冷静に狙うことが求められる。
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②:1番ターゲットにヒットしたら走り出す。道中の茂みの中に2番ターゲットが隠れているのでそれを撃つ。腰だめ撃ちでも当たる距離だ。
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③:3番ターゲットは土手に阻まれ、真横からでないと撃てない。おまけに設置場所が低く狙いづらいので、素早い照準が求められる。
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3番を倒すと急勾配の上り坂が。息が乱れれば近距離の的でも外してしまう。基礎体力がものをいう。
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④:坂を上りきると目の前に4番ターゲット。素早く息を整え、確実に射抜きたい。
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⑤:4番ターゲットの横には小屋があり、その中に5番ターゲットが潜んでいる。入口から対角線上に位置するので、上手く狙えば小屋に入らずとも倒せる。
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⑥:最後に6番ターゲットを倒せばタイマーストップ。小屋の陰に置かれているので、きちんと踏み込まないと狙えない。
1st Challenger
毛野ブースカ
TIME:16秒51
2nd Challenger
津軽太郎
TIME:45秒27
3rd Challenger
ボスゲリラ
TIME:20秒45
4th Challenger
珈琲
TIME:1分2秒80
5th Challenger
ポスカ
TIME:21秒07
結果
1位:毛野ブースカ(16秒51)
2位:ボスゲリラ(20秒45)
ステージ2
狙え下克上! レジェンドVS若手攻防戦!
ステージ2では毛野ブースカ・ボスゲリラのアームズレジェンドチーム、津軽太郎・珈琲・ポスカの若手チームに分かれて攻防戦を行なう。ステージ1と同じエリアを使用し、攻撃側は坂の下からスタートして最奥部のターゲットを倒すことを目指す。一方防衛側は小屋周辺に防衛線を構築し、進攻を防ぎきることが目的だ。ヒットされた場合、攻撃側はスタート地点へ戻れば復活可能で、防衛側は一発で退場となる。攻撃側はとにかく突撃してかく乱すること、防衛側は慎重かつ素早い射撃で仕留めていくことが重要なポイントだ。
攻守交替!
結果
レジェンドチームの勝利!
(若手チームの惨敗)
結論!
若手の醜態はさておき、このシューティングを通じて凸砂の戦い方というものはお伝えできたのではなかろうか。実際に挑戦してみてわかったのは、凸砂は一見滅茶苦茶な戦い方に思えるが、動く・隠れる・狙う・撃つというサバゲーに必要な要素が非常にバランスよく、メリハリある形で混ざり合っているということ。FPSゲームなどからサバゲーに入った初心者ももちろんだが、経験豊富なサバゲーマーならば非常に実戦的な形で凸砂を運用できるかもしれない。新たな刺激を求めているサバゲーマーの皆々さまはぜひ一度、凸砂にトライしてみてはいかがだろうか。
この記事は月刊アームズマガジン2022年4月号 P.66~71をもとに再編集したものです。