エアガン

2022/04/16

フィクションの銃を作る「“V10ウルトラコンパクト・閃”後編」

 

前代未聞の居合カスタム

 

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます。

 

 今回の作品コンセプトは「ホルスターから素早く抜き撃つ居合カスタム」の銃です。早速、前回の続きを作っていきましょう。

 

前回はこちら

 

使用する塗料 

 

  • 染めQテクノロジー「ミッチャクロン マルチ」
  • アサヒペン「メタルプライマー」
  • キャロムショット「ステンレスシルバー」
  • GUNショップ インディ「ブラックパーカー」
  • アサヒペン「多用途水性スプレー 黒」

 

 

 

塗装の流れ

 

まずはプライマーとしてプラ素材には「ミッチャクロン マルチ(20分乾燥)」を塗装

 

金属パーツには「メタルプライマー(2時間乾燥)」を塗装。プライマーは厚塗りせず薄く吹くだけの方が効果的!

 

続いて下地塗装。最終的に所々剥げて下地のシルバーが見える仕上げにしたいので、下地としてキャロムショット「ステンレスシルバー(冬季/96時間乾燥)」をスプレーします。塗装のコツは"薄く・何度も・重ね吹き" (・∀・)

 

下地が乾燥したら仕上げ塗装です。グリップ以外のパーツにはインディ「ブラックパーカー(30分乾燥)」をスプレーします

 

グリップには艶ありのアサヒペン「多用途水性スプレー 黒(冬季/1 ~ 2時間乾燥)」を吹きましょう

 

仕上げ加工

 

塗装パーツが完全に乾いたらマスキングを外し、各パーツのホルスターから抜いた際に擦れるであろう角部分をスポンジヤスリで優しく擦って下地のシルバーを見えるように仕上げましょう

 

スライド、"閃"の彫文字部分にマッキーペイントマーカー金で色入れします

 

フロントサイトの穴に直径2mmの白いプラビーズを接着埋め込みします

 

グリップに柄糸を巻く

 

まずはグリップパネル左右両端に両面テ-プを貼ります

 

10mm幅の革テープを捻りながら貼っていきます。上から4本は革テープを5cmずつ使います

 

フレームにも両面テープを貼り、下段5本は革テープ13cmを使用。左右のグリップを繋ぐように貼り付けましょう。少し端が余るように貼って最後に一遍に切り落とせば端が揃って美しく仕上がります(´ω`)b

 

桜の花びらチャームの環部分を切り落として、多用途ゼリー状接着剤でグリップに取り付ければちょっとしたアクセントに

 

組み立て

 

最後に解体した逆の手順で組み立てれば、完成!(≧∇≦)

 

完成

 

 

ボブ・チャウ風にメルトダウン加工して各部のエッジを丸め、抜きやすく工夫

 

グリップを日本刀の柄のようにカスタマイズ

 

まとめ

 

 というわけで"V10ウルトラコンパクト・閃"完成です。東京マルイのV10ウルトラコンパクトをベースに「ホルスターから素早く抜き撃つ居合カスタム」にアレンジしてみました。こんな風に明確なイメージと結び付けて製作すると工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう?(*´ω`)

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年5月号 P.124~127をもとに再編集したものです。

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