エアガン

2022/03/20

特殊部隊の相棒×サブマシンガンの王者をエアガンで「東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5」

 

歴史に名を刻んだサブマシンガン

 

 1960~1980年代の名銃、いわゆるネオクラシックガンは世代を問わず人気があり、定番中の定番といえる。その中でもMP5は実銃、エアガン問わずずば抜けた人気を獲得している。

 今回はMP5A5を再現した東京マルイの次世代電動ガン「MP5A5」を紹介しよう。

 


 

東京マルイ

次世代電動ガン

MP5A5

 

東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5

 

DATA

  • 全長:500mm/660mm(ストック伸長時)
  • 全高:264mm(マガジン含む)
  • 全幅:63mm
  • 重量:3,100g(空マガジン、バッテリー含む)
  • 装弾数:72発
  • 価格:¥65,780
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 1964年から開発がスタート、1966年に量産が開始されたヘッケラー&コックのサブマシンガンMP5。量産を開始してしばらくは鳴かず飛ばずの状態だったが、1980年4月に起きた駐英イラン大使館占拠事件でイギリス陸軍特殊部隊SASがMP5を使用して事件を解決したところから一躍脚光を浴びることとなった。以後、軍の特殊部隊はもちろん日本のSATをはじめとした警察特殊部隊、法執行機関におけるスタンダードなサブマシンガンとなった。ちなみにMP5誕生50周年時に、H&Kは先の事件でガスマスクを着用したSAS隊員がMP5を構えて突入するシーンの画像を使った記念ポスターを制作している。

 

マズルは1990年当時の3ラグ仕様を忠実に再現している。フロントサイトポストはエッジが立っていて狙いやすい

 

H&KのG3ライフルと共通の位置、同じ操作方法を取り入れたコッキングハンドル

 

MP5A5は断面が台形のハンドガードが採用されている。バッテリーはハンドガード内に収納する

 

実銃同様に専用ツールにより上下調節が可能になったリアサイト

 

フレームトップには実銃同様の刻印を再現。左右には専用のHKクロウマウントを固定するためのラグが設けられている

 

M-SYSTEMの搭載により次世代電動ガン初の3バーストを実現。アンビタイプのセレクターレバーは左右貫通式

 

 サブマシンガンの傑作であるMP5のリトラクタブルストック仕様であるA5を東京マルイは次世代電動ガンで再現。内外装ともに完全新規で、亜鉛ダイキャスト製アッパーフレーム、アルミ製コッキングチューブ、ハンドガードやロアフレームは実物に近い強化ナイロン樹脂製。FET内蔵のNEWバージョンメカボックスにはマイコンで制御する「M-SYSTEM」を採用。スリムなボディながら約300gのリコイルウエイトを内蔵。作動停止後コッキングハンドルを引きロックさせてからマガジンを装填、コッキングハンドルを戻すと再び射撃できる実銃同様のローディングプロセスが楽しめる。

 

レシーバー各部の溶接痕はひとつひとつ3Dデータで作成・再現されている

 

ロアフレームやハンドガードなどの強化ナイロン樹脂製パーツは塗装ではなくシボ加工が施されており、実銃に近い質感が再現されている

 

マガジンキャッチはボタン式とレバー式が付属している

 

A5特有のリトラクタブルストック。ストックを伸ばした時のガタツキはいっさいなく剛性感は申し分ない

 

実物同様に継ぎ目を全周溶接したスチールプレス製マガジン。装弾数は72発

 

 東京マルイの次世代電動ガン MP5A5は実銃さながらのリコイルショックとキレのある作動フィーリング、高い命中精度によりその魅力を存分に味わえる。興味がある方はぜひチェックしていただきたい。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.62~63をもとに再編集したものです。

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