エアガン

2022/03/19

HK33をモチーフにした重厚なるエアガン「LCTエアソフト LK-33 & LK-53 シリーズ」

 

G3の血脈を継ぐHK33系エアガン

 

 1960~1980年代の名銃、いわゆるネオクラシックガンは世代を問わず人気があり、定番中の定番といえる。その中で圧倒的な知名度を誇るのはM16だが、その陰に隠れがちなれど名銃といえる存在がHK33だ。

 今回はそのHK33をモチーフにしたLCTエアソフトの電動ガン「LK-33 & LK-53 シリーズ」を紹介しよう。

 


 

LCTエアソフト

LK-33A3

 

 

DATA

  • 全長:735mm〜929mm(ストック伸長時)
  • 重量:4,550g
  • 装弾数:100発
  • 参考価格:オープン
  • 問い合わせ先:LCTエアソフト

 

LCTエアソフト

LK-33A2

 

 

DATA

  • 全長:929mm
  • 重量:4,080g
  • 装弾数:100発
  • 参考価格:オープン
  • 問い合わせ先:LCTエアソフト

 

 LC-3シリーズで多くのマニアの注目を集めたLCTエアソフトからリリースされたLK-33シリーズ。モチーフとなった実銃のヘッケラー&コックHK33はM16と同じ5.56mm×45弾を使用し、発射方式はG3シリーズと同じローラーロッキング方式を踏襲し、G3をそのままダウンサイジングしたかのような外観となっている。G3やMP5とともにヘッケラー&コックのウェポンシステムの一角を形成している。トルコやミャンマーなど海外で多数ライセンス生産されており、それらの中でもアメリカのハーリントン&リチャードソンのT223はベトナム戦争時にアメリカ海軍特殊ネイビーシールズが使用していたことで知られている。

 

ワイドタイプのハンドガードを標準装備。オプションのバイポッドが装着できる

 

ハンドガードを外すとバッテリーコンパートメントが現れる。バッテリーはいわゆるヌンチャクタイプと呼ばれるセパレートタイプの7.4Vリポバッテリーが適している

 

G3シリーズ同様、コッキングレバーはロックすることが可能。この動作に憧れるマニアも多いはず

 

コッキングレバーを下げるとボルトが後退してホップアップ調整用ダイヤルが現れる

 

重厚感漂うスチールプレス製のレシーバー。セレクターレバーはS(セーフ)、E(セミオート)、F(フルオート)となっている

 

MP5と共通のエルゴノミクスデザインのトリガーグループ。グリップはモーターが内蔵されているにもかかわらず握りやすい

 

ヘッケラー&コックのライフルやサブマシンガンを象徴するドラム式のリアサイト

 

 


 

LCTエアソフト

LK-53A2

 

 

DATA

  • 全長:745mm
  • 重量:3,500g
  • 装弾数:100発
  • 参考価格:オープン
  • 問い合わせ先:LCTエアソフト

 

LCTエアソフト

LK-53A3 EBB

 

 

DATA

  • 全長:563mm〜755mm(ストック伸長時)
  • 重量:3,800g
  • 装弾数:100発
  • 参考価格:オープン
  • 問い合わせ先:LCTエアソフト

 

 LCTエアソフトはLC-3シリーズ同様、レシーバーをスチールプレスで再現。実際に手にすると、いかにもLCTエアソフトが生み出すエアガンらしい質感・重厚感と、ポリマー製パーツを多用した現代のアサルトライフルにはない鉄砲らしさを漂わせる。パッと見では実銃と区別がつかないほど外観の完成度は高い。バリエーションは固定ストックのA2とリトラクタブルストックのA3がある。オーソドックスな電動ガン(AEGタイプ)のほかにリコイルショックが体感できるEBBタイプも用意されている。さらにマイクロカービンサイズのLK53もリリースされ、ストックやスコープマウントベースは共用可能だ。

 

A3に付属する金属製リトラクタブルストックは実銃同様2段階に伸縮可能

 

A2のバッテリーコンパートメントは固定ストック内に設けられている

 

A3はハンドガード内に設けられており、A3のストックを固定ストックにコンバートすることは可能

 

複雑な形状がリアルに再現されたスチールプレス製マガジン。装弾数は100発。オプションで多弾数仕様(300発)とロングマガジン(100発、600発)が用意されている

 

 M16系の陰に隠れがちな銃だが、オールドユーザーのみならず若い方にもHK33の持つ魅力を味わってほしい。

 

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.58~59をもとに再編集したものです。

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