エアガン

2022/01/11

小さくてもパワフルな「コンパクトスタイル」ハンドガン3選【2021年版】

 

コンパクトさに秘められた実力

 

 無数にあるハンドガンの中から、どれを選んでいいのかわからない。そんなお悩みをお持ちの方のために、ハンドガンを愛する毛野ブースカ、ボスゲリラ、小森未彩の3人がハンドガンを5段階で評価していくこの企画。今回紹介するのは小粒なボディに魅力を秘めた「コンパクトスタイルハンドガン」だ。

 コンパクトタイプのハンドガンは、特にガスブローバックガンの場合はボディが小さいことから制約が多く、製品化するにはハードルが高い。またラージサイズのオートマチックピストルに比べれば撃ち味など物足りない部分もある。しかし、どこかロマンを感じさせるモデルが多く人気がある。今回は代表機種3挺を集めた。

 



スパイ映画の気分になれるサイレンサー付きモデル
ウエスタンアームズ

ベレッタM84FSサイレンサーモデル

 

 

 

 ベレッタM92FSを小さくしたかのような外観のこのモデル。特徴は何と言っても専用アルミ製サイレンサーが付属していること。インナーバレルの外周に切られたネジと結合するようにデザインされているため、サイレンサーを装着していない時でも、通常のモデルと変わらない外観となっている。カーボンブラックヘビーウエイト製の本体はブラスト&ポリッシュ仕上げにより使い込まれた金属の質感が再現されている。

 

DATA

  • 全長:172mm(294mm)
  • 重量:680g(737g)
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥39,600

※()内はサイレンサー装着時

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★
ボスゲリラ ★★★
小森未彩 ★★

 

サイレンサー側にオスネジが付いているのでサイレンサーを外した時のマズルがリアル

 

「コンパクトハンドガンにサイレンサーはロマンを感じさせる。見た目はもちろん撃っても面白い」

 

「ヘビーウエイトスライドにもかかわらず作動はスムーズでブローバックが心地いい!」

 

 



ステンレスカラーを身に纏ったヨーロピアンコンパクト
KSC

P230SL ヘビーウエイトシルバー

 

 

 

 SIG SAUERのコンパクトハンドガンを再現したこのモデル。金属のような質感のシルバーは、自動車の内装部品と同じグレードの熱処理塗装によるもの。ステンレスらしい透き通るような明るさとキラメキ感を出している。またマガジンは実際のステンレスを使用し成型、リアルな外観を実現した。スライドはヘビーウエイト製ながらブローバックは快調そのもの。高精度で撃ち応えのある射撃が楽しめる。コレクション用としてもお薦め。

 

DATA

  • 全長:160mm
  • 重量:500g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥24,750

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★★
ボスゲリラ ★★
小森未彩 ★★★

 

マガジンは実際にステンレス製プレートを組み合わせて成型。装弾数は12発

 

「個人的には使いにくいけど、思っていたよりも重くてリアル。モデルガン的な楽しみ方ができるかな」

 

「まさにザ・コンパクト!!って感じです。小さいのにブローバックはスピード感があります」

 

 


 

昔も今もコンパクトハンドガンの代名詞的存在
マルゼン

ワルサーPPK/S ブローバックステンレス

 

 

 

 ワルサーP38と並ぶワルサーを代表するコンパクトハンドガン。マルゼンはワルサーと正式契約することで実銃同様のディテールや刻印を再現。マルゼン独自のアドバンスシュートメカを搭載し、コンパクトオートらしいキビキビとしたブローバックアクションが楽しめる。P38やベレッタM92FSなどと同じスライド後部左側にあるセーフティ/デコッキングレバーはライブで作動。スライドは実銃と同じく工具を使わずに分解することが可能だ。

 

DATA

  • 全長:158mm
  • 重量:380g
  • 装弾数:22発
  • 価格:¥14,080

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★
ボスゲリラ ★★★★
小森未彩 ★★★★

 

ワルサーとの正式契約によりスライドやグリップには実銃同様のワルサーバナーが入っている

 

「コンパクトですが力強い!! ビックリしましたしサバゲーのセカンダリーウェポン向きかな」

 

「固定スライドガスガンから続くロングセラー商品だが、小気味いいブローバックと手に入れやすい価格は今でも魅力的」

 

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

撮影協力:ビレッジワン

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.46~47より加筆・再編集したものです。

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