エアガン

2022/01/08

歴史とロマンを感じる「オールドスタイル」ハンドガン3選【2021年版】

 

良いものだからこそ長く語り継がれる銃

 

 無数にあるハンドガンの中から、どれを選んでいいのかわからない。そんなお悩みをお持ちの方のために、ハンドガンを愛する毛野ブースカ、ボスゲリラ、小森未彩の3人がハンドガンを5段階で評価していくこの企画。

 今回は渋いカッコよさが魅力の「オールドスタイル」を紹介する第二次世界大戦で活躍したオールドスタイルなハンドガンには傑作や定番と言えるモデルが多い。エアガンでも数多く再現されて常に人気がある。ここではオールドスタイルの中でも特に人気が高いルガーP08、ワルサーP38、TT33(トカレフ)をピックアップ。現代銃にはない魅力がたっぷりと詰まっている。

 


 

トグルジョイントがガスブローバックでリアルに動く!
タナカ

ルガーP08 4インチヘビーウエイト“1918 Erfurt”バージョン

 

 

 

 タナカのP08は独特のトグルアクションを、美しいシルエットを崩すことなくマグナブローバックでリアルに再現。発売以来、人気が衰えない。その刻印バリエーションとして登場したのがこの“1918エルフルト”である。トグル上のエルフルトの文字と王冠マークや各部のプルーフマークやシリアルナンバーを忠実に再現。金属パーツもグレーを意識した仕上げ。撃って楽しむだけでなく、コレクションとしても貴重なモデルだ。


DATA

  • 全長:219mm
  • 重量:640g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥30,580

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★★
ボスゲリラ ★★★★
小森未彩 ★★★

 

マガジンの装弾数は12発。右側に露出しているマガジンフォロワーを下げながらBB弾を装填する

 

「面白い! 命中精度もいいし、尺取虫のようにブローバックするのもかわいいです」

 

「トグルジョイントがスムーズに作動して気持ちいい!」

 



あのアニメのキャラクターが愛用するハンドガン
マルゼン

ワルサーP38(ac41)ブラック

 

 

 

 ルガーP08と並ぶWWⅡドイツ軍の制式採用ハンドガンがワルサーP38だ。某アニメの主人公が使っているハンドガンとして有名だ。マルゼンはワルサーと正式契約を結ぶことで実銃同様のプロポーションを忠実に再現。フォーリングブロックが下降する方式のショートリコイルアクション、デコッキングシステムもリアルに再現している。ブローバックメカにはマルゼンオリジナルのアドバンスシュートメカを採用している。

 

DATA

  • 全長:215mm
  • 重量:730g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥19,580

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★
ボスゲリラ ★★★
小森未彩 ★★

 

ベレッタM92Fに影響を与えたとされるショートリコイルメカ。スライドをホールドオープンさせたスタイルはP38ならでは

 

「唯一のP38のガスブローバックガンとして貴重なモデル。リアルで作動も快調」

 

「ロマンだなあと思います。サバゲー中にこの銃でヒットをとられたら悔しいです」

 


 

旧ソ連の制式ハンドガン
KSC

TT33 ヘビーウエイト

 

 

 

 TT33ではわからなくても「トカレフ」と聞くと大抵の方は聞き覚えがあるのではないだろうか。そんな世間的に知名度が高いトカレフをKSCはガスブローバックガンで再現。各部の刻印やマークは実銃のレタリング、形状も実銃に忠実だ。グリップパネルは実銃同様の装着方法が採用され、マガジンベースはリアルなランヤード付きと、ガス注入口が設けられているオリジナル品(今回用意したサンプルに装着)が付属している。

 

DATA

  • 全長:195mm
  • 重量:670g
  • 装弾数:10発 
  • 価格:¥21,890

 

Tester's Score
毛野ブースカ ★★★
ボスゲリラ ★★★
小森未彩 ★★★

 

グリップパネルは実銃同様ネジなどを使わずにフレームに固定されている

 

「スライドがヘビーウエイトなので想像以上にリコイルショックがある」

 

「意外とスリムでコンパクトなのでインドア戦には向いていると思います」

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

撮影協力:ビレッジワン

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.40~41より加筆・再編集したものです。

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