2021/12/29
HELIKON-TEX「"STRATUS"HEAVY FLEECE JACKET」【毛野ブースカのガンロッカー】
アームズマガジンの自称「物欲番長」こと毛野ブースカが購入したエアガンやギアを紹介するコーナー。第12回目はHELIKON-TEXのフリースジャケット「"STRATUS"HEAVY FLEECE JACKET」だ。
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誰もが1着は持っているであろうフリースジャケット。1970年代後半にアウトドアウェアメーカーであるパタゴニアからフリースジャケットの原型となったパイルジャケットがリリースされ、1994年にはユニクロから低価格のフリースジャケットが発売されたことで日常着として広く着られるようになった。
ミリタリー/ローエンフォースメントの分野では1980年代にアメリカ軍がECWCSジェン1にフリースライナーを採用しているが、一般的に知られるようになったのは9.11同時多発テロ事件を契機としたイラン・アフガニスタン戦争だろう。アフガニスタンで活動する特殊部隊員などが着用しており、当時はアメリカ海兵隊が採用していたフリースジャケットが放出品としてよく出回っていた。私もそのフリースジャケットを買った記憶がある。それ以後、冬のミリタリーウェアとしてフリースジャケットは欠かせないものとなった。
今回、私が購入したフリースジャケットは、ヘリコンテックス(HELIKON-TEX)の新製品「"STRATUS"HEAVY FLEECE JACKET」(色:シャドーグレー)だ。ヘリコンテックスからはフリースジャケットが何タイプかラインアップされており、このモデルを選んだ理由はヘビーウエイトという名のとおり厚手であることと、アメリカ軍が採用しているフリースジャケットと同じフードがないいわゆる立ち襟タイプであることだ。このタイプは着重ねしやすくて首周りが暖かく、個人的に好きなのだ。素材はポリエステル100%、肩や肘はナイロン生地で補強されており傷みにくくなっている。両脇はメッシュ素材でできており通気性は良好。ポケットは胸に2か所と両袖の合計4箇所。両袖のポケットにはパッチが貼れるベルクロテープが縫われている。袖口はゴムが縫い込まれており、冷気が入り込まないようになっている。ヘリコンテックスのサイズ表記はEU(ヨーロッパサイズ)なので購入時に注意が必要なのだが、私にはM(USサイズのS)が身体に適度にフィットして袖と裾の長さ、アームホールがちょうどいい感じだった。
寒いこの時期にサバゲーやシューティングする際のアウターウェアで迷っている方にヘリコンテックスのフリースジャケットはお薦めだ。
[プロフィール]
アームズマガジンの編集ライター。エアガンシューティング歴36年。数多くの国内シューティングマッチ入賞経験に加えて、1999年、2000年に開催されたIDPAナショナルズ参戦、シグアームズアカデミーや元デルタフォース隊員のラリー・ヴィッカーズのタクティカルトレーニングを受講するなど実弾射撃経験も豊富。今まで25年、300冊以上のアームズマガジンと関連MOOKの制作に携わる。
Twitter:@keno_booska