エアガン

2021/12/24

フィクションの銃を作る「“Tactical.45AP Test Model” 後編」

 

森林仕様の試作銃

 

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます。

 

 今回の作品コンセプトは「ジャングルなど熱帯地域用・特殊部隊向けSF拳銃のテストモデル」。早速、前回の続きを作っていきましょう。

 

前回はこちら

 

使用する塗料

 

  • 染めQテクノロジー「ミッチャクロン マルチ」
  • ガンショップ・インディ「ブラックパーカー」
  • アサヒペン「蛍光・夜光塗料用下塗りスプレー」&「蛍光塗料スプレー レッド」
  • タミヤ「クロームイエロー」
  • GSIクレオス「Mr.スーパークリアー つや消し」

 

 

プライマーと下塗り

 

 まずはプライマー(塗料のパーツへの食いつきをよくする下地塗料)のミッチャクロンマルチ(20分乾燥)を塗装します。プライマーは厚塗りせず薄く吹くだけの方が効果的。さらにスライド、フレーム、フロントサイトには発色をよくする下塗り剤として「蛍光・夜光塗料用下塗りスプレー 」(1時間乾燥)も吹きます。

 

 

パーツ塗装と仕上げ

 

 前回製作したスペーサーにはブラックパーカー(30分乾燥)、スライドとフレームにはクロームイエロー(1時間乾燥)を塗装します。塗装のコツは“薄く、何度も、重ね吹き”(・∀・)

 

黄色に塗装した後はよく乾燥してから仕上げとしてMr.スーパークリアー つや消し(1時間乾燥)を塗装しましょう

 

フロントサイトには蛍光塗料スプレー レッド(30分乾燥)を塗装

 

ステッカーを貼る

 

 ライトユニットやリアサイト、スライドに用意したステッカーを張っていきます。各部の警告表示には、本誌でも紹介されたことがあるジムニープロショップAPIOの「フューエルコーションステッカー Ver.2」(車用なので丈夫!)を使います。使いたい部分だけ切り出し、貼る場所に位置合わせして接着面のシートを剥がして軽く乗せます。

 

ライトユニットにIUIDプレート・ダミーシールの余白(黒い部分)を切り抜いて貼ります

 

貼ったら模様部分を強めに圧着し、最後に表面の保護シートをゆっくりと剥がしましょう(貼れていない部分があれば着くまで再度強く押しましょう)

 

組み立て

 

 分解時と同じようにトイガン解体新書や撮影しておいた工程写真を参考にして組み立てます。ドキドキ(´ ー`)

 

 

完成

 

 

スライドやウェポンライトなど、随所にコーションマーク(警告表示)を貼り付けた。さらにトリガーガード前方には自作のアタッチメントを装着し、メカっぽさを強調している

 

グリップパネルは、親指のあたる部分は削り込んで滑り止めのラバーを貼り、ハイブリッドグリップに。トリガーはストレートトリガーに交換し、カスタムらしいフィーリングとなった

 

まとめ

 

 というわけで“Tactical.45AP Test Model”完成です。東京マルイのフォリッジウォーリアをベースにミリタリー&メカニカルな雰囲気にアレンジしてみました。こんな風に明確なイメージと結び付けて製作すると、工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう?(*´ω`)

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.124~127より加筆・再編集したものです。

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