2021/07/21
【実銃】グロックGen2,Gen3,Gen5を比較してみた
GLOCK 新旧三世代を撃ち比べ!!
世界で一番数多く製造され、使い倒されているハンドガンといえば、やはりグロックだろう。1982年にファーストジェネレーションがリリースしてから、4回のモデルチェンジをしつつ確実に進化するグロック。今回はそのグロック各世代の中で筆者が持つGen2、Gen3、Gen5の三世代を比較してみよう。
Work Horseとしてのグロック
GlockがGen3をリリースした1998年、一連のグロックモデルは初めてデューティ(法執行機関やミリタリー用)ガン、あるいはセルフプロテクション向けとして必要な信頼性と堅牢度を備えた銃に進化したといえる。その進化の流れについては以下の記事をご覧いただきたい。
筆者にとってもグロックは、競技であれタクトレであれ常に持ち出すハンドガンの筆頭であり、弾薬のテストやビギナーを射撃に連れていく際のツールとして重宝する、まさにワークホース(馬車馬、転じて働き者)といえる。
Glock34 Gen2
Gen2はアクセサリーレールを持たず、ひと目でそれと判る。フロントストラップ下の切り欠きは、マガジンが抜きにくい際に、親指を入れるためのもの。Gen5初期モデルで復活したが、評判が悪くまた消滅している。
Glock17 Gen3
このG17は主にタクトレ用としてセットアップしてある。レーザー刻印がうっすらと見えるが、あのタラン・タクティカル・イノベーション(TTI)が、筆者のリクエストに応えてカスタムしてくれたもの。前後サイト、トリガーのフルチューン、フレームのスティップリングなど、必要最低限のカスタムが施してある。
Glock19 Gen5
G19 Gen5はコンパクトながら、15連の9mmパワーを秘めた高機能ツールだ。オリジナルより薄く確実に固定できるCHPWS製のアダプタープレートを介してHolosun製HE508Tドットサイトを搭載。アクセサリーレールにはOLIGHT製BaldrRL MiniO-Lightウェポンライトを装着して使用している。
これらが筆者の持つグロックであり、外見は似通っているものの少しずつ異なっているのがお分かりいただけたと思う。月刊アームズマガジン2021年7月号ではこれについてさらに詳しく解説しているのでぜひ参考にしていただきたい。次回のレポートではこのグロックたちを撃ち比べ、その感触をお伝えしよう。
Text & Photos:Hiro Soga
この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.194~201より抜粋・再編集したものです。